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携帯が鳴る音で目が覚める。
もう昼過ぎじゃ…。
昨日は久しぶり、だったから。
腰が重たいのは気のせいじゃない。
のっちは私の胸に顔を埋めて爆睡中。
してる間とは違う、幼い寝顔。
…って、見とれてる場合じゃなくて。
急いで携帯に手を伸ばす。


「もしもしっ」
『もしもしあ〜ちゃん!ゆかよー』
「ゆかちゃん?あ、今日うちに来るんじゃったね」
『うん。実はもう着いとるんよ。』
「ほんま?じゃあ迎えに行く」
『いや、駅じゃなくてね。この前地図貰ってるけぇ、場所はわかっとるんよ。
だからマンションの下におるんじゃけど。』
「え、じゃあ上がってきんさいよ」
『今朝、家出る前にあ〜ちゃんに電話したんじゃけど…出んかったじゃろ』
「怒っとるん?」
『そんなことで怒らん。朝早いあ〜ちゃんが珍しいなぁって思ったんよ。』
「…うん」
『んで、思い出しちゃったんよ。昨日のっちが先にあ〜ちゃんの家に行ったこと。』
「…それで?」
『ほんまにあ〜ちゃん、今部屋行ってええん?』
「え、良いに決まって…」


部屋を見渡す。
脱ぎ散らかされたパジャマ。
乱れたベッドのシーツ。
のっちも私も、裸。


「ないわ!ごめんっ、ちょっと待ってて!!」
『ええよー。あとでのっち殴らせてくれたら』
「わかった!許可する!!でーい、のっち邪魔じゃあ!」
『ふふっ、じゃあゆか待っとるけぇ。上がってもええくなったら電話してね』
「うんっ!ほんとごめんね!」





のっちを叩き起こして部屋を10分で片付ける。
ゆかちゃんの電話にかけたら、1分以内にやってきた。


「ゆか、電話して正解じゃったじゃろ?」
「うん…なんかごめん…」
「ええんよ。あ〜ちゃんは悪くないけぇ。悪いんはそこにおるおにぎりじゃ。」
「…えっ?のっち悪いことした?てかなんでゆかちゃんおるん?」
「…寝ぼけとるおにぎりには制裁が必要じゃね」


その後、のっちがゆかちゃんの鉄拳を喰らわせられたのは言うまでもなく。


「わーん、ゆかちゃんごめんなさい!」
「知らん。もうあ〜ちゃんはゆかのもんじゃ。ね、あ〜ちゃん?」
「うん」
「あ〜ちゃんまでひどいー…」


それからは三人とも普段通り。
去年までと変わらないGW。
まぁ、昨日は違うけど。






おわり






最終更新:2009年05月14日 02:44