アットウィキロゴ
「のっちの指って本当ウィンナーみたいだよね」

ベッドの上であたしの左腕の中におさまってるゆかちゃんが、
右手をいじりながらそう呟く

「ん〜?」
「おいしそう」

柔らかい手でなでてくれる
優しい手つきがくすぐったい

「食べていいよ」

冗談で言ったつもりなのに、撫でてた手が止まったかと思うと
舌先でぺろっと一回舐められた

「この指が特にウィンナーっぽい…」

くわえて第二間接まで飲み込んでいくその行為に、目がくぎづけになる
目を閉じてあたしの指をくわえて舐めて
口の中の感触が…やばい

閉じてた目が開いて横目で見てくる
凝視してたあたしの顔を見て少し笑ったゆかちゃんに
心臓が鈍い痛みを訴えだした
チュッて音をさせて、今まで舌を這わせていた指を口の中から抜く

「えろい…」
「ふふっ。えろいの好きでしょ?」

こんな事しといて無邪気に笑うんだから…困る

「…おいしかった?」
「うん。だから…もっと」

のしかかるように覆いかぶさってきたから
右手のこうを自分の口元にやって、ゆかちゃんの方に指を向けた


「はいどうぞ」


嬉しそうに笑うと手をもった
目を合わせたままちろちろと指先を舐め始める
指先から全身に広がる甘い感覚に早くも負けそうだ

何度か唇で指に吸い付きながら舌先がだんだん根本までおりてきて
またツーっと指先に戻った

そのままかぷっと唇でくわえたかと思ったらこっちを見た
絡む視線に全部持ってかれそうになるけど、グッとこらえた
その長い髪を耳にかけて目を閉じて、一気に根本まで飲み込んだ
…近付く顔に興奮する

離れて近づいて、離れて近付いて
繰り返される動作はまるで…

「いつもそうやってんの?」

ぴたっと止まった行為
でもその問いかけには答えずに、ただ笑みを浮かべて
指の内側を唇と舌でたどる
またくわえようとしたから、その瞬間にそっと中指を足してみた

「2本いける?」
「ん、…」

さっきより大きく開いた口が2本ともを飲み込んでいく
目の前の光景にひどく興奮した…
けど這ってきた舌は途中で引き返されてしまった

「ん、縦はちょっときつい…横にして?」
「…はい」

横に並んだ指をあんまりおいしそうにしゃぶるもんだから、もっとあげたくなる



「これも舐めて…」
「きついよ」
「いつも舐めてんのこんくらいでしょ?」
「ふふっ最低」

そう言いながらも、確実に動きだす舌
かわいくってつい指を動かしてしまう
中指で舌を撫でてやると動きがとまった

「舌出してみ?」

素直に出された舌を更に撫でる
唾液でびっしょりと濡れていくのっちの指と…ゆかちゃんの唇がやらしい
次第にトロンとなる目がやらしい
時々揺れる舌がやらしい

指先で感じる柔らかい舌の感触
温かいそれに我慢がきかなくなって
頭を引き寄せてとろとろな舌を舌で味わう
あたしの頭を抱えて、吐息を漏らすゆかちゃんに背筋がゾクゾクする
唾液でベトベトになった口元を優しく舐めてくれるゆかちゃんに体の中心がうずく

「ん、…キレイになった?」
「なったよ…ゆかのもして?」

口元を舐めてやると、舌でそれを追ってくる

「もう…またベトベトになるよ」
「うん…」

言っても聞いてなくて、また舌を絡めてくるゆかちゃん
…おいしいのはどっちだ?



「ハァ…はい、おしまい」
「もうちょっと…」
「ん…ゆか、ちゃ……おしまい」
「…ケチ」
「ケチじゃないよ。そろそろ時間だから」

時計はもう、2人で決めた終わりの時刻を指していた

「…そっか」
「延長する?」
「もぉ…そういう言い方やめてよ」
「へへ、ごめんごめん。…じゃあまた、ね?」
「ん…」

ベッドから出て、帰り支度を始める
少し乱れた服を整えてバラけた髪を整えて、崩れてしまった化粧を直して
それを後ろから眺めるだけしかできないのは仕方のないことで

「じゃあ行くね」

そっと出された手を握ると弱く握り返してくる
そのま数秒…
見下ろしてくる顔からは何も読み取れない

「ゆかちゃん?」

近い、と思った次にはもう目の前にはいなくて
握ってた手も甘い香りも数メートル離れた場所にあった

「ありがとう。またね」

ドアを開けて出て行った後、額に手をやる
最後にされた唇の感触がまだ残ってて
どのキスよりも、ドキドキした







最終更新:2009年05月23日 18:00