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Side N
あやちゃんが家に帰ってきて、ゆかちゃんに説教くらって…。
ゆかちゃんは、ずっとあやちゃん離してくれないし。

あたしはあたしで、執事さんと「あやちゃんが可愛い」イヤ「ゆかお嬢様の方が可愛い」という話を延々と白熱して。
それをまたゆかちゃんに「ウルシャィ!!」って怒られて、二人でしょぼんとして。
なんか、執事さんとは気が合いそうです…。同じ『のっち』だし?

ようやくゆかちゃん達が帰ったのは、もう夕方。
二人してベットに腰掛けて、あたしは足をぷらぷら。

「やっと、帰った〜。」
「彩乃様、執事さんと仲良くなられたみたいですね?」
「仲良く、っていうかぁ。なんか通じるもんがあるっていうか〜…。」
「親しい人が増えるのは良いことだと思います。」
「うん。そうじゃね。」

確かに、上手く言えんけど、心が広がる?そんな感じがする。

「彩乃様。」
呼ばれて、あやちゃんの方を向くと、ニコニコと何かを待ちわびているそんな眼差し。
えっと〜。アレ…だよね?

「あの、一応言っとくけど、その〜、色々触ったりしちゃうよ?」
「色々ですか?」
「…胸とか?」
「胸…ですか…。」
さすがに恥ずかしいみたいで、顔を赤くするあやちゃん。

「それって、直接ですか?」
「まぁ、できたら〜…。」
「では、その、『H』する時は裸なんですか?」
「ぃや、その辺は、別に決まってはないと思うけどw」
「けど?」
「あたしは、そっちの方が良いな。あやちゃんの、見てみたぃ。」

あたしの言葉に、今度は耳まで真っ赤になってるあやちゃん。
着替え中の下着姿は、あたしに見られても平気だったのに…。あやちゃんかわえぇw

「あやちゃんがイヤなら、『H』しないけど?」
やっぱり、嫌々させちゃうのは良くないもんね。

しばらく考えてるあやちゃん。
「……彩乃様なら…良いです。」
「え?良いの?」
「ちょっと、恥ずかしいですけど。」



Side A
うぅ…。
『H』って恥ずかしいです。

「あやちゃんばっかりじゃ不公平だから、あたしも脱いじゃうよ?w」
私のことを思って言って下さる彩乃様。
「ありがとうございますw」

「あやちゃん。」
笑っていた彩乃様が急に真っ直ぐに見つめてきて。
顔を向けた私にそっとキスをしてくださって。

もう一度重ねられて、私の舌に触れるときも優しくて。

彩乃様とキスするといつも気持ちが…。
彩乃様を好きという気持ちが溢れてきて…。

自然と彩乃様の首に腕を回して、彩乃様を引き寄せて。
もっともっとって、欲張りになってしまうんです。

でも、ふと我に返って唇を離すと、なぜかいつも少し赤くなってる彩乃様が可愛いんですよ?
ですから、今日もそうだとばかり思っていたのに、全然違っていて。

じっと見られていたと思ったら、ニコッと笑って私の視界から外れて。
首筋にくすぐったい感触がして、思わず首をすくめてしまいました。

Side N
あやちゃんのキスって、いつも真っ直ぐですごく気持ちが溢れてるよね?
だから嬉しくていつも照れちゃってたんだけど。

気持ちを返そうと思っても、やり過ぎちゃいそうでw
でも今日はもう我慢しなくても良い?

優しく、優しく触れていく。

キスした後、首筋を舐めると首をすくめて、ぶるぶるっと反応するあやちゃん。
「くすぐったかった?」
「すこし…。」

「もっと、しても良い?」
「…はぃ。」
その返事にまた、恥ずかしくて赤くなってる首へと唇を寄せていく。



Side A
彩乃様があたしの首や耳の後ろ辺りにキスしたり舐められたりと…。
くすぐったくて、恥ずかしくて、でも…。
なんだか気持ちよくて、イヤではないです。

そして気付けばいつの間にか、彩乃様の手がワンピースの中へと入れられていて
「触っちゃうよ?」
そう言われ、頷くだけの返事を返すと、遠慮気味に胸に触れてくる彩乃様。
「ふぁ…。」

嫌ではないですけど、やはり緊張してしまいますっ。

「あやちゃん凄いドキドキしとるね?」
「だって、誰かに触られるの初めてですしぃ。」
「たぶん、初めてじゃなくてもドキドキするよ。」
「ふえ?」
「あたしあやちゃんと同じくらいドキドキじゃもんw」
「そうなんですか?」
「うん。」
彩乃様も同じだと思うと、なんだか少し安心いたします。

「やっぱり、好きな人だから、さ?ドキドキするよ。」
少しだけ困ったような笑顔で、
「もっと、触れたいよ。あたしは、あやちゃんに触れても良いのかなぁ?」
突然不安そうな表情をする彩乃様。

彩乃様なら良いに決まっています。
私は彩乃様でなければ…嫌です。

「はい。もちろんです♪」
「へへwありがとう。」
照れくさそうに笑い「好きだよ」そう囁きながらまた触れてくる彩乃様。

彩乃様の一つ一つの動きと、言葉。
服を脱がせる時や、下着を外す時も。触れるときもキスされる時も…。
そのすべてが優しくて、気持ちよくて。
自分でも初めての感覚にとても戸惑っても、すぐに彩乃様が安心させて下さって。

先ほどは、恥ずかしいと思いましたけど…。
『H』は、幸せな気持ちになるんですね。

彩乃様は幸せだと思って下さっているのでしょうか?



Side N
なんか急に、久しぶりなのと、好き過ぎてあやちゃんに触れることが不安になって。
今さら「触れても良い?」とか聞いちゃって。何やってんだかw

でもすぐにあやちゃんは、以前と何も変わらることなく、一言であたしの不安を取り除いてくれる。

だからあたしは、あやちゃんの戸惑いを出来るだけなくすように、声を掛けていく。
乱れる呼吸とか、意思とは関係なく反応する体とか、熱くなる体があやちゃんだけじゃないってこと。

そして今あたしの手は、あやちゃんの内股と付け根を彷徨っている。
そんなあたしの迷いを感じ取るあやちゃんに名前を呼ばれ。
「どう、されたんですか?」
そんな潤んだ蕩けそうな視線で聞かれちゃうと、なんともはや…。

「あの、触っても良い?」
「どこ、ですか?」
どこって〜、ねぇ…。

「ちょっと言い難いんけど…。」
「?では、触ってくださぃ。」
「…じゃぁ…。」

そ〜っと手を近づけて、あやちゃんの大事な所へ触れる。
「ひゃぅっ。」
たぶん予想していなかった場所で、触れたとたん大きく反応するあやちゃん。

「あやちゃん、大丈夫?」
「す、みません。ちょっと、ビックリしただけ、です。…そんな所も、触っちゃうんですか?」
「ぅん。嫌じゃない?」
「嫌じゃ、ないです。」

その言葉にほっとして、指を動かしていく。
「ぅんっ…。」
いつもと違うあやちゃんの一際甘い声に、理性を持っていかれそうになる。



あやちゃん、また知らない感覚に襲われてるんだろうなぁ…。
左手で、きゅっとシーツを掴んでるあやちゃんの手を繋ぎにいく。

そして、大丈夫だよってキスを落としていく。
「ん…あゃ、の、さまぁっ。」
あたしの手をぎゅっと握ってくるあやちゃん。

そろそろ限界?

「あやちゃん…。」
「は、い…。」
大好きな子に触れて、感じてもらって。
「あたし、幸せだよ。」

ふっと目を細めたあやちゃんに触れている指先。
「っっ!んぁっ…っ。」
その力を増すと大きく体を震わせたあやちゃん。


息も上がって、ちょっぴり涙目なあやちゃんに、もう一度キスをして
色んな思いを込めて
「ありがとう。」

「彩乃、様?」
「ん?」
「私もぉ、幸せぇ、です♪」
いつもの無邪気な笑顔で、こっちまで嬉しくなる。

その後、初めての経験にあやちゃんは疲れて眠ってしまった。
あたしも一緒に夕食まで眠って。

夕食は、直ちゃんがあやちゃんと一緒が良いだろうからと、部屋まで運んできてくれた。
危うく、裸のまま出そうになってヤバかったけど…。

それから、二人で裸のまま布団を肩から掛けて、持ってきてくれたご飯を食べてると。
それだけでまたドキドキなあたし。
そして、あやちゃんの止めの一言…。

「また『H』…したいです。」

…いや、その、今ってことじゃないんだろうけどさ?
でもさ?今言われちゃったらね?
分かるじゃろ?

ごめんね?あやちゃん。
だって、あやちゃんのこと好きなんだもんw


<のっちのメイドさん>
〜約束〜fin






最終更新:2009年05月23日 18:19