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あ~ちゃんの家に帰ってゆっくりゲーム開始。久しぶりのゲームに思わず歓喜。久しぶりと言っても一日ぶりだけどね。
もうしばらくでご飯の時間だ。お腹が空いた。あ~ちゃんは黙々と本を読んでいる。ってソレ、さっきのっちの部屋で見とったエロ少女漫画やん。
「あ~ちゃん、それ持ってきたん?」
「うん…なかなか面白いね」
かなり夢中な様子。ふむ、あ~ちゃんも耐性付いたね。
その時、一階からあ~ちゃんママの声。夕食の準備が出来たみたい。
待ってました!とばかりに、ゲームの電源を切って一階に向かった。あ~ちゃんもそれに続く。
良い匂い…肉じゃがかな?

◆A-side◆

やっぱりお母さんの肉じゃがは日本一だね。満腹で幸せ。
「のっち、先にお風呂入ってしまお」
そう声を掛けた。少し慌てて頷くのっち。
また変な事、考えとったら承知せんからね。昨日の裸を見ようとするのっちを思い出して鳥肌が立った。
ほんまに、何しでかすか分からんけぇね。

◆◇◆◇

途中、何度か目隠しを外そうとするのっちに怒鳴りながらもなんとか無事にお風呂を上がった。


早く漫画の続きが見たい。良い所やったんよ。
ドライヤーで髪を乾かすのっち。もーそんな適当に乾かさんでよ!のっちと違ってデリケートな髪じゃけぇ大事に扱いんさいよ。
まぁそんな事より、漫画漫画。のっちの言う通り、ストーリーがかなり面白い。軽くハマりそう。
でも…やっぱそーゆーシーンは見れない。飛ばして読んでると、のっちに気付かれた。マズい。またバカにされる。
「あ~ちゃんはやっぱりお子ちゃまじゃねぇ」
ニヤニヤ笑うのっち。
「うるっさいなぁ」
「うひゃひゃ!拗ねよった~」
楽しそうなのっち。ムカつきますねー!本当に。
「もう!黙ってゲームしとりんさいよ!」
「やーだ、あ~ちゃん可愛いけぇ楽しいもん」
…意味が分からん。のっちの感性は狂っとるよ。
「いやー今時そんくらいのエッチなシーン恥ずかしくて見れん女子高生なんておらんじゃろ」
やっぱりバカにしとる。可愛いとか言われて少し照れた自分がバカみたい。
「妹のちゃあぽんのが大人じゃもんねぇ」
プッチーン。何か外れた。昨日の夜に気付いた事だよそれは。それだけは言っちゃいけんかったんよ。


◆N-side◆

あ~ちゃんが、キレた。
のっちはベッドに押し倒され、手首を押さえ付けられ身動きが取れない。のっちの顔でキレんでよ!笑ってしまうじゃろ!
「ちょ…あ~ちゃん…?」
これはマズい。相当怒ってる。眉間に寄った皺がそれを物語る。
「あ~ちゃんはお子様じゃないけぇね」
うん、ごめんね。あまりにもエッチシーンに弱い純粋なあ~ちゃんが可愛くてからかってしまったんよ。好きな子を苛める小学生男子みたく。
「あの漫画みたいな事…のっちにしてあげようか?」
は、はいー!?なんですとぉぉおお!そんな冗談いらないよ!てゆーか落ち着いてあ~ちゃん!お願いだから落ち着いて!
「ど、どどど」
どうして、と言おうとするが上手く言葉にならずに道路工事。漫画みたいな事って…あんな事?それとも、そんな事?たくさんエッチなシーンがあってどれか分からんよ。
「おとなしくしんさい」
そう言って、ピンクパジャマの胸元のボタンに手をかけるあ~ちゃん。本気?本気ですか?
混乱で抵抗出来ずに、ボタンが一つ、また一つと外されていく。
「あ、あ~ちゃんストップ…!」
「…のっちが全部悪いんよ」


そう言われると困ったぞ。全くその通りで返す言葉が見当たらない。
しかし!今は体が入れ替わってるんだ。自分に襲われるなんて…恥辱プレイも良い所。
元の姿ののっちだったら問題無い。むしろウェルカムだよ。こんな風にあ~ちゃんに迫られるなんてさ。鼻血ものだよ。だけど…
「ダメ!絶対ダメ…!」
必死にあ~ちゃんに訴える。ジワジワと視界がぼやけてきた。涙だなこりゃ。
「さすがののっちも…自分には抱かれとうないよー!」
振り絞った叫びが、虚しく部屋に響いた。
我に返るあ~ちゃん。青ざめてワナワナと震え、ベッドから転げ落ちながらのっちから離れた。
「あっぶなー!もう少しで自分を襲う所だったよ…!」
同じく、危なかったよ。外されたボタンを留め直しながら乱れた息を整えた。
一気に疲れきったのっち達は、それぞれベッドと布団に倒れ込んだ。あぁ…恐かった。今の体のまま、あ~ちゃんをからかうのはよそう。
「初体験の相手が自分とか…シャレにならんけぇね」
そう嘆くあ~ちゃん。もちろんだとも。
「あ~ちゃんの初めては、のっちがもらうけぇね」
そう言うと、もう勝手にせぇ、とあ~ちゃんは呟いた。

◆10:End◆






最終更新:2008年10月10日 18:49