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ベッドの中、君と2人。
今日も仕事で疲れた君は凄く眠そうだね。
「あ〜ちゃん、寝てもいいよ。」
「イヤ。もうちょっと、話してたいよ。」
「そうだね。まだ、話してようか。」
君はいつもそう。
寝る前にいつも話をする。眠そうな目をこじ開けて私を見る。寝ていいよと言うと、イヤだと言い、だだをこねる。
かわいいね。
気付けば、外は雨が降り始めていた。
その頃君は静かに寝息をたてていた。
かわいい君を腕の中にしまい込んで考え事をする。
ねぇ、君は今どんな夢を見ているの?
その夢には私はいるかな?
私が見る夢には君は出てきてくれる?
抱き合っても、想い合っても、見る夢はバラバラなんだよね。
同じ夢を見ることは出来ないんだよね。
私はそれを考えただけで孤独を感じるんだ。
君はどう思う?
こんな事、考えてたら怒られちゃうかな。
でもね。孤独に感じるから、君の存在がどれだけ大切なのかって気付くんだ。
孤独だから君を求めるんだよ。
君の存在が私を孤独から救ってくれるんだ。
あ〜ちゃん、君が好き。
君と小さく抱き合いながら、君を考えながら、私も夢を見るよ。
朝、目が覚めたら、私に笑いかけてね。
おやすみ。あ〜ちゃん。
最終更新:2009年05月25日 21:28