ベッドの軋む音で目が醒めた。
眠気を引きずったまま時間を確かめる。
AM6:00
右腕に重みを感じて見下ろすと、そこには丸まって眠る愛しい人。
そうか、昨夜仕事終わってから帰って来て一緒に寝たんだったっけ。
ってか、まるまりすぎじゃろ。
しかもまるまりつつしっかりあたしにくっついている。
器用じゃね、ほんま犬みたいじゃね。
寝ている間にあたしがどこかへ行ってしまわないようにか、しっかり腰にまとわりついている。
そんなのっちがとてもかわいくて愛おしくて、寝ているのをいいことに思わず緩い顔を向けてしまう。
どっか行くわけないじゃん、こんなに好きなのに。
いつも見上げてばかりだから、寝ているのっちを斜め上から見下ろせるこんな時間が好き。
まつげ長いなー、きれーな顔だなぁ、髪伸びたなぁ、
起きたら上目使いでいつもの、でもちょっとヌケ笑顔で「おはよう」って言ってくれるんだ。
一言であたしの顔を赤く染める。
そんな幸せな目覚めの時が待ち遠しいような、まだ来てほしくないような。
今はもう少し、のっちの温もりを感じたまままどろんでいたい気分。
起きとくのがもったいないな、
セットしたアラームの時間まであと1時間。
身動きしたのっちを引き寄せて、あたしは心地よい眠りに沈んだ。
頬っぺたがくすぐったくなって目が醒めてしまった。
今では見慣れたピンクの部屋で時計を探す。
AM6:45
あたしの頬っぺたをくすぐるった正体がふわふわの髪だとわかると、なんだかとても落ち着いた。
あたしのほうが少し背が高いのに、いつも寝ている間に腕枕されている。
なんだかおかしいよね。
こーやって胸に顔をうずめて腰に腕を回していると、なんだかあたしはあ〜ちゃんから産まれた赤ちゃんみたいな不思議な安心感に包まれるんだ。
起きている間ではなかなか巡り会えない距離感で、角度で顔を見上げる。
まつげ長いなー、寝顔もきれいでかわいいなー。
あっくちびる、ちゅーしたくなる。
「おはよう」って言ってあたしの顔を引き寄せてしてくれるキスが大好きなんだ。
あ〜ちゃんは寝ぼけてて絶対覚えてないんだろうけど。
早く起きてキスしてくれないと、のっちからしちゃうよ?
そんなに長く「待て」出来るほどお利口なわんこじゃないのです。
愛しい寝顔を眺める。
寝るのなんてもったいないよ。
今日はどこに出かけて何を食べようか?
考えながら待ってるから、早く起きておはようって言ってね。
アラームが鳴るまであと15分。
最終更新:2009年05月30日 22:17