K-side
休日、家でのんびりのっちとゲームをしていたら、あ〜ちゃんが急に悲鳴を上げた。驚いて違ったボタンを押してしまったじゃんか。
「ゆかちゃん〜その武器もう持ってるじゃーん」
「びっくりして決定しちゃったんだもん」
「うわ最悪じゃ〜、てかあ〜ちゃんどうしたの?」
リビングの角にあるパソコンの前であ〜ちゃんは課題の最中…だったんだけど、なんか硬直している。どうしたんだろ。
「あ〜ちゃんどうしたの?」
「こ、ここここ」
「こここ?」
「あ〜ちゃん知らんけぇね!何もしとらんけぇねワードしか開いとらんけぇね!」
よく分かんないけど、あ〜ちゃん挙動不審。耳まで真っ赤にしてぎゃんぎゃん喚き散らしている。のっちとゆかはゲームをポーズ画面にして、あ〜ちゃんに近付いた。
もしかして変なウィルスとか?パソコン壊れたとか?
液晶画面を覗き込むと、そこには…
『あんっ、あんっイくっ』
………
………………。
あ〜ちゃん………?
「あ〜ちゃん知らんもんっ何も変な事しとらんもんっ!」
あたふたしてるあ〜ちゃん、テンパり過ぎて飛び跳ねたりフラフープで床をバシバシ叩いたり。落ち着いて、落ち着くんだゆか…あ〜ちゃんがエロサイトなんて見る訳ないし…。あ〜ちゃんも落ち着いて、とりあえず落ち着いて。
「あ〜ちゃん、やっらしっ」
「違うもん!あ〜ちゃんじゃないもん!」
「あ〜ちゃんやりすぎ家庭教師じゃ〜」
のっちがニヤニヤしながらあ〜ちゃんをいじってる。のっちじゃあるまいし、あ〜ちゃんがそんな…。
「た、多分これは変なウィルスが入ったんじゃね、だってワードしてたら突然出てきたんじゃろ?」
「うん…」
「前回パソコン開いた時に入ったんよ、たまに悪いサイトとか間違って開いちゃったらそーゆー事があるんよ」
泣きそうになってるあ〜ちゃんの頭を撫でて、パソコンをいじること数分、なんとか正常な状態になったけど。
それにしてもなんで入ったんじゃろ…ん?ネットの履歴を見てみると、なんかやらしい文字が。
「昨日の夜って、のっちずっとパソコンしてたよね?」
「うんしてたよ〜課題があってさ〜」
「なんの課題?」
「いや、なんのって、えっと」
「この履歴は何かな?」
振り返ると、青ざめたのっちが冷や汗をだらだら流していた。信じらんない、なんてやらしいんだこのおにぎり。中学生の男子じゃあるまいし、しかも変なウィルスに入られとるし。
「のっち変態」
「いや、ほらあの、保健体育の、ね!」
「えろっち」
「ぅえろっち!?」
「デンジャラスノッチ」
「いやいやいやいや」
あ〜ちゃんは頭に?を浮かべているが、ゆかは確実にのっちを追い込む。しかも自分がゆか達に内緒でエロサイト見た事を棚に上げてよくもまぁあ〜ちゃんをいじれたなと。
「生写真セットはあげません」
「ええ!?」
「生写真…?」
半泣きののっちとキョトン顔のあ〜ちゃん。のっちにパソコンを触らせるのは危険じゃね。
◇9.5:終◇
最終更新:2009年05月30日 22:34