Aside
のっちの必死さで
私まで胸が苦しくなった。
繋がれた右手が痛い、よく見ると赤くなっとる。
この馬鹿力が…ウインナーのくせに生意気じゃ。
「…ごめん」
「なにが?」
「困らせてごめん」
のっちの大きい瞳からポロポロと涙が零れる。
どれ程想っていたんだろう。
どれ程我慢してたんだろう。
いったい、いつから?
のっちのくせに隠し事するとは
えらくなったもんじゃわ。
「あ〜ちゃん、好き」
「もうわかっとる。何回も言わんでよ。恥ずかしい」
「…ごめんなさい」
あー完全に怯えとるし
しょうがない子じゃわ
「のっち、顔上げて?」
「ふぇ」
あーあーすごい顔
なんでこんなに愛しい気持ちにさせるんじゃこのわんこは。
「のっち」
隠してたのはのっちだけやないんよ?
ずっと想ってたのはのっちだけやないんよ?
「のっち、好きよ」
「…え」
のっちの大きい瞳がよりいっそう大きく見開かれ、おーおーこぼれ落ちそうじゃ。
「好きなん、のっちだけじゃないんよ。この、ヘタレわんこ」
「嘘…」
「こらぁ、あ〜ちゃんが嘘つき言うんかぁ!」
「だって…そんな…私」
完全に混乱しとる。
このわんこはどうしたら信じるんかねぇ
でも、好きって
言えた。
やっと、言えた。
ずっと言う事はないって
この想いは可哀相に伝わらずあ〜ちゃんの胸の中で思い出になるんだと思ってた。
って
いつまで混乱しとるんよ。
「のっち!!」
「ひゃ、ひゃい!?」
「いい加減、事実を受け止めんさい!」
「ひゃい!」
まぁ
こんなのっちじゃけど
好きなんよね
ゆかちゃんありがとう。
続けばいいな。
最終更新:2009年05月30日 23:15