<side nocchi>
今わたしたちは学園祭の準備に忙しい。
毎年3年生は模擬店をやる事になっていて、今年のうちのクラスは、
「教室をダンスフロアに!ディスコやっちゃいましょう」
という、(半ば冗談でやった)あ~ちゃんの提案が通ってしまった。
作曲とかが趣味だと言う中田先生をDJに(笑)期間中ノンストップで営業予定。
学園祭2週間前。
中田先生がかっしーを呼び出した。
かっしーは最近生徒会の方の準備とこっちの準備掛け持ちで大変そう。
中田先生も結構苦戦してるみたいで、しょっちゅうかっしーに相談してる。
なんか寂しいねぇ。
なんとなく喉が渇いてボトルのお茶を口に含んだ。
「ねぇ、のっち。中田先生ってゆかちゃんのこと好きなんかね?」
ぶひゃぁっ!!
変な音をたててわたしは暗幕に向けてお茶を吹き出した。
「のっち、なにしとん!?そんなにビックリする事ないじゃろ。」
あ~ちゃん。ビックリするよ。 って言いかったけど鼻にもお茶が入ってきて咽せた。
「げほぉっ!って、... うぇ。...で変態っぽいじゃん!ゲホッ!」
「言えてないよ。というか動揺しすぎ。どーしたんよ、ほんとに。」
やっと咳が収まってきた。涙目。
「だからぁ、変態っぽいって!年下好きにしても生徒は無いよ!」
「そんなにムキにならんでもねぇ~♪」
げ、遊ばれた。あ~ちゃんの目がウキウキしてる。
「のっち~。そんなにゆかちゃん取られるのが嫌なん?」
「違う!断じて違う!」
その時教室のドアが開いた。かっしーだ。
「おそくなってゴメン!暗幕二人でやるにはキツかったよね?」
かっしーの表情がなんだかいつもより明るい。少し気になった。
あ~ちゃんもかっしーが来て嬉しそう。
「大丈夫。暗幕一枚お茶まみれだけどそれ以外もうカンペキ!」
「お茶まみれって何よ?」
かっしーは微妙に笑った。あきれてるときの笑い方だね。
「のっちがねぇ、おち..「違う!お茶こぼしたんよ!」
セーフ。あんなこと言われたらもう堂々と生活できない。
「もぉ。いけん子じゃねぇ。」
そう言ったゆかちゃんに頭を撫でられたわたしは何も言えなくなる。
あたしダメな子じゃねぇ。これはこれでいいんだけど。
掃除時間。
わたしは教室掃除。あ~ちゃんは体育館掃除で、ゆかちゃんは保健室掃除。
だから基本的に一緒になることは無いんだけど...。
「大本ぉ~。保健室行ってこしじま先生にゴミ袋と洗剤貰ってきてくれ。」
意外なタイミングでラッキー来た!ゆかちゃんに会える~♪
保健室のドアの前に立ってノックしようとしてふと手を止めた。
なんか聞こえる。ゆかちゃんとこしじま先生の声。
「...はかわいくて好きだよ。」
「えぇ~、先生も意外とそういう感じ好きなんですか?」
「とかいっといて実はアタシ樫野さんみたいな感じが好きだよ?」
「またぁ~、先生はそう言う事ばっか言うんですからぁ。」
「ほらっ、そろそろ帰んなきゃ帰りのホームルーム始まっちゃうよ。」
「あ、すいません!また今度!」
わたしは絶句した。用件も忘れてダッシュで教室に逃げ帰る。
まさか中田先生じゃなくてこしじま先生だったなんて...。
大本彩乃。頭がおかしくなりそうです。神様、助けてっ!
最終更新:2008年10月10日 22:22