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幸せな密着タイムは
人の波に流されて終わり。
到着しました、水・族・館!

さすがに雨と平日って事もあり人もまばらで、ラッキー。

あ〜ちゃんを入口で待たせて
入場券を購入。

いざ、館内へ!
伸ばした左手はするりと避けられ、鞄を持つ右手さん。
しょんぼり…。

でも、いいや
入って初っ端から
わーわーキャーキャー言って
楽しそうだし。
それ見て私は幸せだし。

やっぱ可愛いなぁ

「なに、にやけとるんよ」
ぷっくりあ〜ちゃんの少し後ろでハリセンボンがぷっくり膨らんだ。

いや、今それはタイミング的にも、ダメでしょ

「ふはっ」
「なに吹き出しとんの?」

キョロキョロ辺りを見回し
ハリセンボンとご対面。

いやーん可愛いとか
吹き出した事も忘れて
またわーわーキャーキャー

あーほんと可愛い
もちろんあ〜ちゃんがね?




館内もいよいよメインなのか
一番大きい水槽にたどり着く
ベンチが設置されちょっとした休憩所になってるみたいだ。

あ〜ちゃんはパタパタと
水槽に近づいて
『…綺麗』なんて呟く

水槽からの反射で、淡い光の中を泳ぐあ〜ちゃんの方が綺麗だ。

私はそれをベンチに腰をおろして眺める。

周りには誰も居ない。

なんだろう
この言いようのない
モヤモヤ?不安、なに?

あまりにも綺麗過ぎて
あ〜ちゃんがそのまま
光に溶けちゃいそうだった。

慌てて、
あ〜ちゃんの右手を握った。

「どしたん?」
「あ〜ちゃん消えない?」

きっと情けない顔してるよね?
ダメなヘタレ王子でごめんね?

「大丈夫じゃって、ちゃんとおるよ?」

握り返されたその右手に
うっかり涙が出そうになった。



まだ水族館は閉館しませんよ。
まだまだデートは続くかな?






最終更新:2009年05月30日 23:45