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「あ〜ちゃんが好きだ!」
「えっ!?」
「あ〜ちゃんが好きなんよ」
「…っちょ!のっち!?」
「あ〜ちゃんが好き過ぎて苦しいんよ」
「…」
「あ〜ちゃん…好きだよぉ…ううぅ…」


何故だかのっちに告白されてます。
どうも、あ〜ちゃんです。
なんでこんな事になってるんでしょうか…。
目の前には空になった瓶やら缶が一杯転がってます。
告白したあげく泣いているのっちの隣でスヤスヤと寝てるゆかちゃん。
はい、あ〜ちゃん達はお酒を飲んでます。
そしてのっちはかなり酔ってます。


「あ〜ちゃん…スキ」


これが酔ってなければねー。
あ〜ちゃんも素直に嬉しいんだけどな。
酔っ払って告白するとか…ほんま情けない。
…あ〜ちゃんも素面じゃできんけどさ。
泣きながら好き好き言ってるのっち、あ〜ちゃんの腰に腕を回してしがみ付いている。
カワイイなぁ〜…ってダメ!
頬っぺたを赤くしてウルウルしてる大きな瞳ののっちにキスしたいとか思っちゃダメ!
あ〜ちゃんはしっかりせんといけんのよ。
流されちゃいけん!


「のっち?」
「ん〜?」


だからいけんって!
のっちがカワイイとか思っちゃいけん!!


「あ〜ちゃん…?」
「…!!」


上目遣いで首傾げるとかないわー。
どれだけあ〜ちゃんの理性を揺らすんよー。




「あ〜ちゃん…」


あれ!?
なんかのっちの顔がどんどん近くなってきてない?
なんでのっち目を閉じてるの?
…ってあ〜ちゃんが近づいてるんじゃん!!
ダメよ!あ〜ちゃん!!

あぁ…。

でも…。

どうしよう…。

このままキスしちゃっても…いいのかな…?

ゆかちゃんも寝てるしぃ…。

のっちも明日になったら覚えてない…よね?


「のっちぃ…」


えっ?
今のあ〜ちゃんが言ったの?
めちゃくちゃ甘い声。
うわぁ…恥ずかしい…。


あと10cm。


「あ〜…ちゃん…」


やばい。
今ののっちの声かなり甘かったよね?
あ〜ちゃんめっちゃドキドキするよぉ。


あと5cm。




「あ〜ちゃん?のっちぃ?」
「ゆっ…ゆかちゃん!?」
「なにしよるん?」
「あぁっ!!」


ガバッと音がするくらい勢いよくのっちから顔を離した。
やばい!
あ〜ちゃん今かなりピンチじゃない?


「キスしよったん?」
「し…しよらんよ!!」


キスなんてしよらんよ!!
断じてよらん!!
だって…未遂じゃけ…。


「ゆかもあ〜ちゃんとキスするぅー」
「えぇぇ!!」
「ねぇ…ゆかにもキスして…?」


うわー!
ゆかちゃんめっちゃカワイイ!!
どうしよう…おねだりされちゃってるんですけど。


「のっちもするー」
「のっ…のっち!?」


あっ…のっちの存在忘れてた。
さっきまでキスしようとしてたのに、ゴメンねのっち。



「のっちは後でしてもらいんさい!」
「やだやだー!のっち、あ〜ちゃんとチューしゅるのー」
「ゆかがするのー」
「のっちが先じゃ」
「ゆかが先!」


「あの…」


「ゆかちゃんにあ〜ちゃんはあげん!」
「あ〜ちゃんはゆかのじゃ!」
「ゆかちゃんのあほー」
「のっちのばかー」
「ゆかちゃんなんて大っ嫌いじゃ!フンっ!!」
「のっちなんて大っ嫌い!ベーっだ!!」


ちょっと…。
お二人さん?
あ〜ちゃんの存在忘れとらん?
騒いでる二人に挟まれて身動きが取れないんですけど…。
もう、ケンカとかせんでよー。


「二人とも…いいかげんにしんさい」
「「あ〜ちゃん?」」
「あ〜ちゃんは物じゃないんですけど」
「えぇー!のっちのじゃろ?」
「ゆかのじゃ!」
「誰のでもありません!!」


あ〜ちゃんを取り合うのは可愛くてええんよ?
でもね、あ〜ちゃんを蔑ろにするのだけは許せん!


「聞き分けのない子は嫌いじゃ…」
「「!!」」
「あ〜ちゃんは二人とも好きじゃったのにな〜」
「のっ…のっち良い子にしゅる!」
「ゆかも良い子にする!」
「ふふ…じゃぁ二人とも仲直りできる?」
「「うん!!」」


必死にしがみ付いてくる二人が可愛くてしかたないんですけど。
あ〜ちゃんめっちゃ良いポジションじゃない?


「「ごめんなさ(しゃ)い」」
「ん〜!!良い子良い子w」


素直な二人にはご褒美あげないけんよね?
今日だけは特別じゃからね?


「チュッ」
「チュッ」


あ〜ちゃんには頬っぺたが限界じゃ…。
のっち。
ゆかちゃん。
ありがたく思いんさいよ?


「「あ〜ちゃん大好きーw」」


カワイイ私の天使達に、今日は酔ってしまいましょ?







最終更新:2009年06月17日 11:48