Nside
あ〜ちゃんの不安が爆発したようにも、私の不安があ〜ちゃんに伝染したようにも見えた。
「あ〜ちゃん、ちょっと着いてきて?」
ちょびっと早いけど
しょうがないかな
あ〜ちゃんは少しだけ距離をあけて着いてくる。
俯いて表情はわからない。
「あ〜ちゃん、目つむって?」
「え?」
「いいから、早く。」
目つむったあ〜ちゃんの手を引きゆっくり歩く。
あ、よかった
バッチリだ
「いいよ、目あけて」
いつか連れて来たいって思ってた、とっておきの場所。
「あ〜ちゃん、のっちはね?あ〜ちゃんが好き。たまに不安になっちゃうのは自信がないから」
あ〜ちゃんは目に涙を溜めてきいてくれた。
「のっちはダメなとこいっぱいでしょ?だからね、あ〜ちゃんと一緒にいていいのかなぁ、好きでいていいのかなぁって」
「いていいに決まっとる、あ〜ちゃんものっちのこと…ちゃんと…好き」
あ〜ちゃんの右手が私の左手を緩く握る。
「ここね、本気で好きになった人といつか来ようって決めてたんだ」
「…馬鹿のっち」
「へ?」
「かっこよすぎじゃ…」
ほっぺの赤さは夕焼けのせい?
それとも照れてるから?
どっちでもいいや
だって右手が逃げないでいてくれてる、ちゃんと繋げてる。
「あ〜ちゃん大好きー!!」
「こら!恥ずかしい!」
へへっ
それでも離れない右手が
愛しかった。
終わり?
最終更新:2009年06月17日 12:03