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「…眠いんですけろ」
「知らんがな」
さっき見た時より髪がボサッてるのっち。しかも目がしょぼしょぼしてる。
「もー…いきなりラーメン諦めるから帰っていいって言ったり迎えに来いって言ったり…どんだけよ」
「はいはい」
「……どんだけ〜」
「似てない似てない」
「ばかにしてんのか!」
「し、て、な、い、よー」
そんなのっちを置いて、真夜中の道をケンケンパ。
こうしてると子供に戻ったみたい。

「なんか返してね。マジで」
「えーやだー」
「…ばかにしてんのか…」
「だーから、してないって言ってるじゃん。…じゃあさ、何返したらいいん?」
ゆかの質問にのっちはボサッた髪を「うーん」とわしゃわしゃ触りながら。

「えっちさせて」

なんてぬかしよった。


「やだ。前にも言ったでしょ?」
「あー、のっちとえっちしたの後悔したってやつ?」
「…酔った勢いもあったけどさぁ、ゆかって友達も誘惑しちゃうんだなんて後悔したんよ。今もだけど」

やっぱり友達は友達なんだ。
特に、のっちは唯一ゆかを許容してくれる人だから。
そんなホイホイと体重ねちゃう関係にだけはなりたくない。だから、後悔してる、今も。

「…ま、嘘だから安心して」
「じゃあ最初から言うな」
「ぎゃっ!…膝カックンて、子供か!」
「そのカックンにやられたんはアンタじゃろ」
「…っとに、いい性格してるね。ゆかちゃん」
恨めしげにゆかを斜め下に見るのっちの細長い腕をぐっと引っ張って。

「……これでチャラじゃろ?」

ほっぺにちゅーしてやった。
どーよのっち。これで何も言えんじゃろ。



  • 続く-





最終更新:2009年06月17日 12:50