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サイドK


『もっと、もっと、、触って、、』
忘れたくない。
忘れたくないよ。
だから、
もっともっと触ってよ、のっち。
『はっ、、はぁ、、うん。』
夢中になって?
忘れないで?
優しくして?
でも優しくしすぎないで?


何度肌を重ねても足りないのは、
もうすぐ別れがくるから?
何度熱を吸収しても足りないのは、
熱はいずれ下がるから?


苦しくたっていい。
辛くたっていいよ。
ゆかはずっと風邪をひいていたいよ。
のっちの熱にうなされていたいよ、、。


七月。季節は初夏。
例年早まる梅雨前線の通過によって
暑くてたまらないはずなのに、
なんでこんなに冷たいんだろ?
あ、
のっちがいなくなっちゃうからだ、、。
真っ昼間の太陽より熱いのっちの体温も
もうすぐなくなっちゃうんだもんね。


わかってるよ、のっち。
全てがおわりじゃないことも。
ずっと一緒にいるために、
悩んだ挙げ句、ちょっとのお別れ。
うん。わかってるんだよ?
だけど、
淋しいこともわかってね?
ずっと待ってるし、
絶対目移りもしないよ。
だけど、
一人で泣くことだけは我慢できないよ?
だから、
今夜も二人、力尽きるまで目一杯抱いて?
のっちの熱は、ゆかが全部受けとめるから。
全部全部全部。


のっちの隣
残り一ヵ月




最終更新:2009年06月17日 12:56