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Side K
朝、台所の軽快な音で目が覚める。
昨日実家に泊まったはずのあ〜ちゃん…、帰ってたんだ。
私はもそもそと布団から起きて、台所のあ〜ちゃんに挨拶する。

「お〜、ゆかちゃんお早う。」
「あ〜ちゃんお帰りぃ。」
「あwただいま。」

一人の時は簡単な料理しか作ってなかったからな。
あ〜ちゃんと暮らすようになって、ご飯の時間が楽しみでしょうがない。

「もう帰ってきたの?ゆっくりしてくれば良かったのに。」
「だって、ゆかちゃん放っとけないもん。」

きゅん。

ニコってもぅw可愛すぎ。
「あ〜ちゃん大好きw」
後ろからあ〜ちゃんに抱きつく。
「ちょっと、ゆかちゃん!危ないよぅw」
「へへぇ。たぶん私あ〜ちゃんなしじゃ生きていけない気がする。」
あ〜ちゃんの肩に顔をすりすりする。

「ええ?何言ってるのぉ。」
「あ〜ちゃんのご飯以外食べれない体になったの…。」
「ふふwゆかちゃん、それ大げさだよ〜。」
「ウソじゃないよ〜。あ〜ちゃんのご飯美味しいから、他のが見劣りしちゃうの。」
「お世辞でも嬉しいよw」

「だから、お世辞じゃないってば。」
「ん〜、じゃあ、しっかり野菜も食べて欲しいから、たくさん入れとくね?」
ニッコリ笑って、私の分をお皿へと盛り付けていくあ〜ちゃん。
「えw」
「ちゃんと食べてね?」

盛り付けたお皿を見せられ、軽く後ずさり。
そりゃ、前より食べれるようにはなったけど、そんなにいっぱい食べれニャイ…。
でも、あ〜ちゃんが作ってくれたの残したくないし…。

「な〜んちゃって♪無理に全部食べなくても良いからw」
「うぅwあ〜ちゃんのいじわりゅ。」
「ごめんごめん。ほら、もう出来るから顔洗っておいでよ。」
「はぁ〜ぃ。」

でも結局、野菜大盛りのお皿はしっかり食べきってしまった。
「わ!ゆかちゃんすご〜い!全部食べちゃったの?」
「へへぇwやっぱり、あ〜ちゃんの料理宇宙一w」
「だから、誉め過ぎだってばw」

あ〜ちゃんの料理は美味しくて好き。
私がそれを食べ終わった後の、あ〜ちゃんの嬉しそうな顔が好き。

だから、苦手な野菜だって美味しいと思えるんだよ?


—本編へつづく—





最終更新:2009年06月17日 13:52