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今日のあ~ちゃんはおかしい。どこがおかしいか一言で言うなら「不安定」かな?
ゴロゴロじゃれてきたかと思うと、次の瞬間には毛を逆立たせて(いゃ、ホントは逆立ってないけどさ)怒ってこっちを見てくれない。そして3分もしたら次はなんかボーっとした目をしてる。

今は放課後の保健室で、ゆかちゃんが来るのを待ってる(今日は3人で久々のおしゃべりの予定)。あ~ちゃんは比較的機嫌がいいみたいだ。二人でベッドに座って話していると
いきなり
「のっちぃ・・・手ぇつなご?」
「ぶはっ!」
お茶ふいた。
「・・・・あ~ちゃんと手、つなぐの嫌?」
「嫌なわけない!!」
「へへへ」
クシャっと笑って、あたしの手をとる。そしてあたしの指で遊びだした。“うわーほんまにウインナーさんじゃねぇ”とかニコニコしながら言ってる・・・

嬉しい・幸せ・時間とまれ。あたしの頭にはこの3つしかなくて、ほんとに時間がすこし止まってくれるなら、あたしは時間に喜んで土下座しただろう。



少しすると、指に変な感触が・・・
「!!!」
あ~ちゃんが、あたしの指を舐めてる・・・
ペロペロと少し舐めて、小さい声で“おいしくない・・・”。・・・・のっちの指はウインナーの味はせんよ。さすがに

しかし、このままという訳にもいかない。もうすぐゆかちゃんが来る・・・。ヤバイ、この状況はいろいろヤバイ、倫理的に。

なんとかせねば!
「あ、あ~ちゃん?どうしたん?」
「ん~?」
上目遣いが可愛すぎる、早く止めさせないと、あたしの理性的にもヤバイ。
「なんで・・・その、指・・」
「のっちの指、ウインナーさんじゃけぇ、おいしいかなって思って」
「お、美味しくないでしょ?・・・なんで、まだ、舐めてるの?」
なんという質問だコレ・・・。
「ん~なんでじゃろ・・?へへ、解らんねぇ~」
ああもう!いちいち反応が可愛いっ!!

「わからんってそれ・・」
言いかけて、ビックリして言えなかった。あ~ちゃんが、あたしに抱きついている・・・・。
「のっち・・・好き」
耳元で囁かれて、心臓は破裂しそうで、あ~ちゃんの髪はいい匂いで、クラクラ、する・・・

何か、外れた・・・

「あ~ちゃん、ちょっとだけ待ってて」
あたしは立ち上がって、保健室の鍵を
ガチャン。
ゆかちゃんごめん。

一応メールはしておいた“ごめん先帰ってて”



後日談として、あの日あ~ちゃんはクラスメートがふざけて持ってきたマタタビで遊んでいたらしい。
誰だか知らんがグッジョブ!!


<おまけ>
「やっぱり!・・・あ~ちゃんにマタタビ渡して正解!」
樫野有香は生徒会室で、パソコンの前に居た。画面には、保健室の光景が映る
「いゃー最近のちあ~不足だったからねぇ~これでまたネタが」
一人で小さく呟いて、ニッコリと微笑んだ。これで新刊もいける
そのとき、メールが来た
“ごめん先帰ってて”
「さすがに、これ以上は見たらいけんね。」
パソコンを満足げに閉じて、鼻歌を歌いながら帰って行った



おわり






最終更新:2008年10月10日 23:22