ある日の仕事の休憩時間の楽屋。
いつものように3人で話をする。
3人でいる時はムードメーカーのあ〜ちゃんがいるので、ゆかちゃんとも 気を楽にして話すことが出来る。
いつからだろう。
ゆかちゃんと話すだけで胸が切なくなりだしたのは。
いつからだろう。
ゆかちゃんをこんなにも愛しく切なく想いはじめたのは。
「でねー、そん時のあの人のリアクションがー・・・
って、ちゃんと聞いてるの?のっち!」
「!!あぁ、うん、うん。聞いてます。」
「もう、のっちって話あんま真面目に聞かないよね。」
「そ、そんなことないれす。」
「また噛んでるし・・・しかも、敬語。まっ、いいや。いつものことだし。
ちょっと、あ〜ちゃんトイレ行ってくる。」
と、軽くのっちのことをバカにしながら、あ〜ちゃんはトイレに行ってしまった。
ということは・・・
2人きりだ。
ヤバい。何か変に意識する。
さっきって何話してたっけ。
とりあえず、何か話さなきゃ。
「ね、ねぇ・・・明日の仕事って何時からだっけ?」
当たり障りのない問いかけをしてみる。
ウソ!!ゆかちゃん寝てるよ。
こんな短時間で人って寝れるの?
てか、このタイミングで普通寝る?
でも、良かった。
張り詰めていた糸が緩むよう、緊張がほぐれる。
「キレイだなぁ。」
眠るゆかちゃんを見て思わず口から出た言葉。
まっすぐに整えられた前髪は、今は横を向き伏せて寝てるせいで、間からおでこが少し見えている。
のっちも同じ様に机に伏せて、ゆかちゃんの顔を見れるよう横を向く。
しばらくの間じっと見つめる。
気がつくと、吸い込まれるように
ゆかちゃんにキスをしている自分がいた。
しまった!こんなとこ誰かに見られたら・・・
慌てて体を離し、周りに誰かいないか確認すると・・・
そこには
トイレから戻ってきていた
あ〜ちゃんがいた。
目の前が、視界がぐらりと歪んだ。
最終更新:2009年07月17日 23:06