Side A
温かいお風呂で、ゆかちゃんに抱きしめられながら。
ホント、ゆかちゃんには感謝してもしたりないな。
なんて思っていたのに…。
「それにしてもあ〜ちゃん…。」
ん?と思ったのもつかの間。
ちゃぷんとゆかちゃんの腕が湯船に潜ったかと思ったら。
むに。
脇からあたしの胸に触ってきた。
「また、大きくなったんじゃない?」
「ひゃぁ、ちょっ…、ゆかちゃん!」
ゆかちゃんの手が軽く動いてる。
「良いな〜。ゆかにも分けてほしいよ…。」
イジケたように言ってくるゆかちゃん。
そして、はぁ〜っと溜息をひとつ。
「ぃや、それより手を、離してほしいん、だけど?」
「ん?」
「だ、から、手を…。」
「えー、だってやわらかくて触り心地良いんだも〜ん♪」
「ちょっ…ゃぁ…。」
さっきよりムニムニと触ってくるゆかちゃん。
そうだった。初めの頃は、こんなことしてこなかったのに。
何時からか、ゆかちゃんいっつも触るようになっちゃって…。
あたしは恥ずかしくて苦手。
最近、一緒に入ってなかったから忘れてた…。
「ニャー♪」
すんごいご機嫌だけど…。
「…もうご飯作ってあげなぃ…。」
「ニャ……。」
もちろん本気じゃないけど…。
ぼそっと言うと、ピタッとゆかちゃんの手が止まって。
だけどまだ離したくないみたいで、しばらく、うwと唸って何かと格闘中。
でもその内、ゆるゆるとあたしの胸から手を離して
「ゴメンナシャイ…。」
シュンっとなって謝ってくるのが可愛かったりする。
「うん、良いよ?」
「良かったぁwあ〜ちゃんのご飯食べれないで死んじゃうところだったw」
そういえば、今朝そんなこと言ってたっけw
ゆかちゃんの、そういう子供っぽいところ、嫌いじゃないよ?
それから、いつも守ってくれてありがとう。
—本編へつづく—
最終更新:2009年07月22日 21:52