サイドK
気付けばもう何年も前から追っていた気がする。
少し斜め後ろから見ていた横顔が、
いつしか本当に真横から見られるようになって、、。
坂道を歩いては、
少し前を行くのっちの指先にわざと触れてみたり。
気付けばもう何年も前から追っていた気がする。
“迎えにきてよ”って言ってみたり
“もう会えない”って思ってみたり
“好き”が溢れてるのに
“怖い”が優先したり。
のっちを見つけて
のっちに甘えて
のっちに頼って
のっちに任せて、、、
気付けばもう何年も前から追っていた気がする。
うん、そうなの。
ずーっと変わらないの。
ゆかはずっと“追ってる”の。
迎えにきてくれるのも、
見つけてくれるのも、
全部のっちの役目だけど、
結局ゆかは、とらわれたまま、、
いつまでものっちを“追ってる”の。
ねぇのっち?
ほら、、また、、。
なんでいなくなるんよ。
“大丈夫だから”なんて嘘だよ。
何で見破ってくれないの?
ゆか、ちっとも大丈夫じゃない、、。
大丈夫なんかじゃない。
でもね、のっち。
大丈夫になるように頑張る努力はするから。
だから、、
一人で大人にならないで?
ちゃんとそこにゆかも連れてって?
ううん、違うね。
ゆかも、ちゃんとついてくよ。
ずっと、ずっと、
のっちを追って、、。
おまけおわり
最終更新:2009年07月22日 21:58