自由を手に入れ孤独を知った、
そんな独りの長い夜。
頭も体も、のっちを欲しがってはため息をつく。
後悔してる訳じゃない。
ただ、悔やむ事があるならそれはあたしの弱さ。
だから、今度は失敗しないように。
笑っていよう。
あなたの前では明るく振る舞う。
だって虫が良すぎるじゃない?
一方的に別れを告げたのはあたし、
理由も聞かされずただあたしの想いを優先してくれたのっちに甘えてばかりはいられないから。
少しでも強くありたい。
あなたの隣で眠る日が二度と来ないとしても。
携帯をおもむろに開きいつもの画面にログインする。
コメントが残されている。
「どうして別れちゃったの?キミタチならボクラのようにはならないと思ってた。そう願ってたんだ。」
K『あたしだって、わかんないよ…。』
涙が頬を伝う。
この涙の意味はなんなんだろう。
それすらわからないまま夜はふけ、やがて朝を迎える。
明けない夜はない、
ならばあたしのこの気持ちもいつかは晴れる?
そんなのいやだ。
それはのっちを忘れるって事。
それだけはいやだ。
例え孤独な夜を眠れずにすごす毎日でも、
あなたを忘れるよりかはずっとまし。
K『のっち…。』
呟きは静かに闇に飲み込まれて行った。
(続く)
最終更新:2009年07月22日 22:41