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Side N
今日は、珍しくあ〜ちゃんが家に来ていて、なんとなく緊張する。

しかも、こんな質問されちゃったら…。

「のっち、ゆかちゃんこと好き?だよね?」
「え?う、うん。好きだよ?」
「付き合って…るよね?」
「あ…っとぉ〜。その、はいぃ。…えと、あ〜ちゃんいつから?」
知ってるの?

ゆかちゃんからあ〜ちゃんに言ったとは聞いてないし…。

「その指輪…。二人がして来たくらいから、なんとなく。」
テーブルの上にあった、あたしの手に視線を向けながら言うあ〜ちゃん。

一番最近ゆかちゃんと一緒に買ったその指輪。
ゆかちゃんと、誓いにも似た約束をしたその指輪。

「ねぇ、のっちぃ…。」
持っていたコップをゆっくり置いて、あ〜ちゃんが指輪をしてるその手を…。
握ってきた。

「あ、あ〜ちゃん?」

あたしの手を優しく撫でながら、手に向けられていた視線がこちらを向き…交わる。

「あたしのコトは?…好きじゃない?」

こんな質問されちゃったら、動揺するに決まってる。
「そりゃあ…、好きだよ。」

「…けど、ゆかちゃんとは違うんよね?」
その質問には答えられなかった。



Side A
のっちは答えなかった。
そうだよね。のっちは優しいから言えないよね?
でも、好きって言ってくれるなら…。

「あ〜ちゃんは好きよ?のっちの事。」
「え?」
のっちの瞳が揺らいだ。

「じゃけぇ…。」
のっちの手の甲にキスして…。視線は逸らさず。

「シて?」
誘う。

のっちの喉が音をたてる。

「ねぇ…のっちぃ。」
今度はのっちの手に舌を這わす。

すると、ずっと成されるがままだった手がぴくっと動いたかと思ったら、逆に手を掴まれ。
そのまま勢い良く引き寄せられ、唇を塞がれてしまった。
しばらく舌を絡め合わせたキスを止め。唇を離すのっち。

「もぅ…、どうなっても、しらんよ?」
「良いよ?」
「っっ…!」
ぎゅっと抱きしめてくるのっち。あたしものっちの首に腕を回す。

もう、後戻りは出来ない…。いや。もっと前からそれは無理だったね。
ゆかちゃんに触れたあの瞬間から…。

「ベット、行く?」
遠慮気味に聞いてくるのっち。
「ぅん。行こ?」
立ち上がろうと、腕を解こうとしたら。

「あ〜ちゃん、そのまま…。」
って言われて、なに?と思ったらふわっと体が宙に浮いた。



うわぁ。何コレ?お姫様抱っことかw

カッコいいとか思ってんの?
最悪。こんなのカッコいいに決まってるじゃん。
見上げたのっちの顔が少し恥ずかしそうで、意地悪したくなった。

のっちの首に回した腕に力を入れて、のっちに抱きつく。
そして、首へ顔を近づけてそこを舐める。

「ちょっ、あ〜ちゃん。まだ…。」
「ベットじゃない?」
「ん。」
のっちが立ち止まって言ってくる。でも、もう、すぐそこ。

「ふふ。知っとr…。」
そこままで、また塞がれた唇。
そして、ゆっくりベットへと下ろされる。
そこで離れる唇。

のっちもベットに上がったから少し揺れる。

見下ろしてくるのっちの顔はなぜか困っている。
「どうしたん?」
「ぃや。どうやって触れたら良いのかなって…。」
「ゆかちゃんの時と一緒でしょ?」
そう言うと、さらに困り顔になって

「それ言われちゃうと、元も子もないんけど。あ〜ちゃんて真っ白いイメージが強くて、なんか汚しちゃう感じがして…。」



白い?違うよのっち。あたしはそんなにきれいじゃないの。
もうとっくに自分で黒く塗ってしまった。だから。

「じゃあ、キレイに汚してよ…。」
その手でせめて、黒じゃなくて他の色にしてよ。
「あ〜ちゃん…。」
のっちの手で堕ちたい。

もう一度重なる唇。

あたしはのっちの首の脇に手を添えて、のっちとのキスを味わっていく。

「ん、…ふぅん。…っは、ぁ、んんっ。…。」
角度が変わるたび、お互いから漏れる吐息。
キスだけで乱れる呼吸。

「…はぁ、…あ〜ちゃん。」
唇を離してのっちが呼んでくる。
あたしは答える代わりに、のっちを見上げ視線を合わせる。

「舌、出して?」
半開きになっているあたしの下唇に指を添えて言ってくる。
あたしが言われるまま、さっきまで絡め合っていた舌をさしだすと、目を細めて微笑むのっち。

「あ〜ちゃん、エロくていい顔…。」
反論しようと思って舌を引っ込めようとしたら、のっちの指に押さえられて
「引っ込めちゃダメ。これから食べるんだから…。」
「んん、ふぁ…」
のっちの言葉に反応して声が漏れる。

「ふ。いっただきま〜す。」
のっちの口の中にあたしの舌が呑み込まれる。



Side N
あ〜ちゃんの舌があたしの口の中に…。
やばい。すごいドキドキする。

自分の舌で、あ〜ちゃんのソレを味わって、吸い上げたりして、いろんな刺激を与えていく。
その度に閉じきっていないあ〜ちゃんの唇から発せられる、あ〜ちゃんの甘い吐息に気持ちが昂ぶっていく。

何度も繰り返した後、最後にゆっくりと吸い上げて、ちゅっと音を鳴らしあ〜ちゃんの舌を解放する。
乱れる呼吸と、蕩けてるあ〜ちゃんの瞳。
「…のっちぃ。」
名前を呼ぶその声は、まるで誘っているようで、思考が飛んでいきそうだ。

一度あ〜ちゃんの上半身を起こして。
「服、脱がしていい?」
「いいよ?」
服を脱がしていく。

露になるあ〜ちゃんのキレイな肌に、また戸惑いが甦ってくる。
「のっちのも、脱がしていい?」
「う、うん。」

あ〜ちゃんは子供にするみたいに、一枚ずつ脱がしていく。
「二人ともすっぽんぽんじゃw」
いつもの無邪気な表情が顔を覗かせた。

でもすぐに
「いいんよ?のっち、触っても。」
誘い込む言葉と瞳、そして行動。
あたしの右手を取り、自分の胸へと導いていく。



あ〜ちゃんの鼓動の早さが伝わってくる。
「速いでしょ?」
「うん。」
「でもね?まだ足りないの。足りない…。のっちが…。のっちを、頂戴よ…。もっと、愛して。」

何かが外れる音がした。

そのままあ〜ちゃんを押し倒して
「あげるよ。のっちをいっぱい、あ〜ちゃんにあげる。」
全部は無理だけど、出来る限りをあげる。

本当は優しくしたかったんだけど。
意識しているのかいないのか、あ〜ちゃんに煽られて、それどころじゃなくなっていた。

いつも天使のようなあ〜ちゃんが、あたしの腕の中で乱れていく。
あたしを求めて淫れていく…。
その姿を見ているだけで、興奮が抑えられない。

「あ〜ちゃんっ、好き。好きだよ。」
想いが溢れていく。
そう囁きながら、あ〜ちゃんの大事なところに手をあてがうとビクッと体が反応した。

「嫌じゃ、ない?」
少し心配で顔を近づけて聞いてみた。
「ん…。気持ち…ぃいよ…。」
すべてを誘い込んでしまいそうなその言葉に、顔を見つめたままゆっくりと指を動かし始める。

その動きに合わせるように呼吸していくあ〜ちゃん。



あぁ…入れたいなぁ…。
あ、指輪。あるとし難いかな。でも、今外すわけには…。そうだ。
ちょっとだけ動きを止めて、指輪を右手から左手へ付け替えようとすると。

「のっち?…外すの?」
「え。ぃや…コッチにしようかと…。」
左手をひらひらして見せる。

「…あたしがしてあげる。」
「え?」
「…貸して?」
少し戸惑いながら、すでに外してある指輪を、差し出されたあ〜ちゃんの手に渡す。
「手も…。」
言われるまま、左手を目の前に持っていく。

ゆっくりと嵌めると
「なんか…変なのw」
「そだね。」
言いたいことはなんとなく分かる。ゆかちゃんとの指輪を、あ〜ちゃんに着けて貰ってるんだから。

「これで、大丈夫?…ちゃんと最後まで…。」
「ぇっと、その…い、い…。」
この状態で、入れても良い?と聞けない自分が悲しい。



でも、それを察するかのようなあ〜ちゃんの言葉。
「いいよ?のっちのしたいようにして…。」
「……うん。」

先にお腹辺りに手を置いて、さっき手を当てた場所へと滑らせていく。
「んっ。」
突起に触れるとまた小さく反応するあ〜ちゃん。
しばらくそこを弄っていると、あ〜ちゃんから溢れた蜜の卑猥な音と共に、また二人の呼吸が乱れていく。

入り口に指を当てて、あ〜ちゃんを呼ぶ。
薄く開いた目に、入れるよ?と合図するとコクッと頷くあ〜ちゃん。
それを確認して、あ〜ちゃんの中へゆっくり埋めていく。

最初はゆっくり。あ〜ちゃんの敏感な所を探しながら…。
「ん!!」
「あ〜ちゃん。ココ?」
「あっ!」

徐々に動きを早めて、時々ソコを刺激して攻めていく。

「はあっ。…っん!のっ、ちぃ…ぁ。だぁ…っ…。」

自分の下で上りつめていくあ〜ちゃんの姿に、何も考えられなくなって。
ただ、一番乱れた姿を見たくなっていた。



執拗に敏感な場所を攻めて、それから、囁かれるのも感じるみたいだから。
まだ囁いていない言葉を送り込む。

「愛してるよ…。」

「ぁっ…ぁあ!!んっ……。」

びくびくっと体を震わせて絶頂を迎えたあ〜ちゃん。

とても、キレイだと思った。どんなに乱れても、やっぱりキレイなんだ。

肩で大きく呼吸しているあ〜ちゃんに呼ばれて顔を近づける。
「キス、して?」
断るなんて考えは思いつくことなく、思うままにキスをした。

「んっ…はぁ、好き…。」
あ〜ちゃんの言葉で、ふとゆかちゃんのコトが浮かんできた。

あ〜ちゃんは、ゆかちゃんのことはどう思ってるんだろう?
あたしだけ、あ〜ちゃんから「好き」という言葉を貰うなんて申し訳ない。

あたしとゆかちゃん。
お互いに好きで付き合っているけど…。

だけど、二人とももう一人好きな人がいる。

そう。
それが…。


—つづく—






最終更新:2009年08月01日 20:32