Side A
のっちとゆかちゃんがあたしに応えてくれるたびに。
『もう止めなよ。』
きっとまだ堕ちきっていないあたしが、警告音を鳴らしてくる。
これが聞こえている間に止めないと、本当に戻れなくなる。
二人の関係を壊してしまう。
そうなっても良いの?
…そんなの嫌だ。
二人が好きだから。
幸せな二人が見れないなんて、絶対に嫌。
あたしはどれだけ利己的なんだろう。
愛されたくて、自分から二人の関係を壊してもおかしくない行動をとったのに。
今更それが恐いなんて…やっぱりどうかしている。
許されるはず無いのに。
そんなの解かっている。
あたしはどうなったって良いよ。
それだけのことをしたんだもの。
ただ、二人は悪くないんよって。
のっちには、ゆかちゃんが悪いんじゃないよって。
ゆかちゃんには、のっちが悪いんじゃないよって。
それだけは分かって欲しい。
ごめんなさい。
悪いのは全部あたしだから。
二人から愛されたいと望んでしまったあたしだから。
結局あたしは
最後まで堕ちる覚悟なんて無かったんだ…
—つづく—
最終更新:2009年08月01日 21:26