「な…なんじゃこりゃ…」
白い紙の前で思わず立ち尽くす
そこには確かに大本彩乃の文字があった
けど…
「あっ、のっち同じクラスじゃん。よろしくー」
「ゆかちゃん…よかったゆかちゃんがいた」
「なに、その情けない顔。」
「だって他知らん人ばっかしなんだもん」
中学3年のクラス
どの学年よりもきっと重要できっと楽しくないといけないこの最後の年のクラスがまさかこんな結果になるとわ…神様!どうしてくれんの!
「ああ〜本当だね」
「もぅ無理だ…」
「のっち人見知りだもんね」
そうですよ。のっちは人見知りですよ。でも人見知りながらも、前のクラスでは友達たくさんできたんよ!
すごい楽しくて、のっちもやればできんじゃんって思ってたんだよ!そりゃ、3年になったら離ればなれになるのは分かってたけど、それでも3、4人は一緒のクラスになれると思ってたんだよ!なのに誰もいないってどういう事!ああ終わったのっちの中学人生終わったやる気出ないあああ
「ちょ、そんなあからさまに落ちこまんでよ」
「だって…」
「また友達作ればいいでしょ?」
そんな簡単にできたら苦労しないよゆかちゃん…
「それにゆかがいるじゃん。ゆかじゃ嫌なの?」
「ななな!嫌なわけないよ!ゆかちゃんがいなかったらと思うと身の毛もよだつ思いです。はい。」
「ふふっ。じゃあもうそんな顔せんで。ほら教室入ろ?」
あっ癒された。ゆかちゃんのこの顔好き。優しく微笑むみたいな感じで子供あやすみたいな感じのこの顔、昔からよくしてくれるんだよね。かわいいなやっぱゆかちゃんがいて本当よかったもう救世主だよゆかちゃんはもう女神のっちの守り神だねそれにかわいいしもうねほんと好きなんだなかわいいしいや好きってかねもう、
「のっち!ほら早く入ろ!」
「…あ、ごめん」
「もう。時々魂飛ぶ癖直しなよ」
「うんごめんゆかちゃん大好き」
「何キモイ」
「…はいごめんなさい」
渋々教室に入るとそこは異国の…ではなく、異常に知らない人が多い寂しい空間だった
このクラスでのっちはやっていけるのでしょうか?
ゆかちゃんだけが頼りです。
つづく
最終更新:2009年08月01日 22:09