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「…よっよろしく」


奇跡が起きたホームルームの時間
なんとかそう返すことはできたけど、あ〜ちゃんはすぐさま1列横の子に取られてしまった


「のっち、あ〜ちゃんの後ろになってたね」
「そうなんです!やばいよどうしよう」
「ふふ、嬉しい?」
「うんめっちゃ嬉しい。けど、めっちゃ緊張する」
「でもせっかくのチャンスだから友達になりなよ?」
「…なれるかな?」
「なれるよ。前後だよ?たくさん話せるじゃん」
「…話せるかな?」
「のっち次第だけど」
「うん」
「頑張りんさい。じゃあまた明日ねー」


ゆかちゃんとはお隣りさんの関係で、いわゆる幼なじみってやつで、小学生の頃から一緒に帰ってる
でもゆかちゃんに彼氏がいる時はなかなか一緒には帰れないから、今のこの時間はすごく貴重だ

「ばいばい」

背中に呟いても聞こえてないだろうなー。て言うかゆかちゃん早いんだよ家入るの。
もっとさーちょっとしゃべろうよ。名残おしむってことを知らんのかなあの子は…って、我ながらキモチ悪い思考だな。


ベッドに仰向けになって考えるのはゆかちゃんはどうしてさっさと家に入ってしまうのか…ではなくて、あ〜ちゃんのこと。
明日はおはようって言う。言う絶対言う。
友達、なれたらいいな。


つづく





最終更新:2009年08月01日 22:23