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今日は、バラエティの収録。
本業ではないものの、のっちの密かな楽しみ。
だって、かわいいゆかちゃんの姿が見れる。

きっと、そんなに得意ではないだろう。
けど、変に器用な彼女は、うまいことこなしていく。
どこからが計算で、どこまでが素、なのか。のっちにすらわからないことがある。
ほんとに、業界の人だよね。そりゃ、物心ついたころから、この世界でやってんだもん。


収録が終わり、スタッフさんと次の収録の打ち合わせをして戻ると・・・


はっ!!?

今日、共演した若い芸人が、彼女に言い寄っている。てか、まさに連絡先を聞き出そうとしていた。
歩幅を広げ、歩みを速める。イライラは、最高潮に。
「すみません。次の仕事が控えてますので、失礼します」
そう言って、間に割って入り、しっかりと睨みをきかせておく。のっちだって、やるときはやるのです。
怖気づいた芸人を尻目に
「行きましょうか」そう言って、彼女を誘導する。


無言のまま、楽屋へと戻る。ガチャリ。・・・・
「のっち、やっぱガード甘い〜w」
「えっ、のっち!?てか、頼みますよ!もうほんと、その気がないのにあぁいうことするの!」
「…その気があったらいいの?」
上目遣いで首を傾げる彼女。・・・やめてください。その表情・・・かわいいから。
「いやっ、そうじゃなくって・・あぁ、もうわかってるくせに!」
「ごめんごめん。でもさ、あまりにのっちが無防備だから、いけないんだよ」
「そんなことないですよ。のっちはいつだって、気を張ってますからっ!」

そう言い終わるか終わらないか。
彼女は、のっちの目の前にひらりと一枚、紙切れをかざした。・・・ん?

「これ、のっちが打ち合わせしてる間にもらった、芸人さんの連絡先」



「・・・・えっ?」
「だからぁ、のっちはガード甘すぎなのです!」
「・・・いやいや、打ち合わせ中まで、どうにもならないですよ!」
「あ、言い訳〜w」
「いや、言い訳とかじゃなく!って、それ、どうするつもりですか!?」
「んー・・・どうしようっか?」
満面の笑みの彼女。はぁもう、、、勘弁してください。
「頼むので、処分してください。・・・・その気があって、も」

すると、ふふっと微かに笑みを浮かべ
「連絡する気なんかあるわけないでしょ?」
そう言って、その紙切れを、びりびりと、のっちの目の前で破いた。そして
「のっちをやきもきさせたかっただけw」と。


あぁもう、かなわん。


「でも、駄目マネージャーにはお説教だね」
「えっ?」
「のっち、今日、ゆかのとこに、泊まりね」
「いや、あ、、えっ?」
「なに、なんか文句あるの?」
まさか、その瞳に逆らえるわけがないです、、はい。
「いや、はい・・・お邪魔します」
「はい、よくできましたw」


ご機嫌な我が姫は、はなうたを奏でている。まさに、上機嫌。


はぁ、、、まっ、しょうがないか。





最終更新:2009年08月01日 22:32