「のっちの俳句かわいいね。たった5円で何お願い事するの?」
あ〜ちゃんがめずらしくニヤニヤしてる気がする。
自分のつくった俳句が人目にさらされるのがこんなにもテレることだったなんて、今日まで知らんかった…。
「もういいよ。恥ずかしいよ」
「なんでー?いい俳句だったよ?」
「いいって。それよりあ〜ちゃんのはどれなん?」
「教えん」
「なんでよ。不公平だよ」
「大本さん授業中ですので静かに、ね?」
先生みたいな口調でそう言うと、あ〜ちゃんは前を向いてしまった。結局いいのあげてくって言っても時間の都合上、のっちのあと3コしか紹介されなかった。
その中にあ〜ちゃんのもゆかちゃんのもなかったから、2人がどんなのかいたのか分からないまま授業は終わってしまった。
「見たかった、2人の俳句…」
「大袈裟だよのっち」
「だってー」
「…初詣、たった5円で、願い事」
「ちょ!ゆかちゃん!」
「イヒヒ♪」
お昼の時間、いいネタを仕入れてしまったゆかちゃんにイジられる。
なんでのっちだけ…って思うけど、イヒヒって笑うゆかちゃんもやっぱかわいいから許しちゃうんだなこれが。
「なんか最近、あ〜ちゃんといい感じだね」
「…気付いた?そうなんよ、いい感じなんよっ!」
「普通に仲いいって感じするし、あ〜ちゃんものっちのこと気にいってる風じゃない?」
「え!そんな風に見える?キャー!」
「それうざいからやめて」
また両手で顔を覆っていやいやってしたらこのお言葉…!
うざかったんだこれ…自重しようすみません
つづく
最終更新:2009年08月01日 22:41