これほどまでとは…これほどまで四角い箱が恨めしく感じたことはないってくらい、今は見たくないし触りたくない。
いっそのことぺちゃんこに踏み潰してやろうか?
次の瞬間皆からのっちがぺちゃんこにされてやろうか?
「のっちくじひいた?」
「まだ…」
「ゆかもまだだよ。早くひきに行こ?」
「やだ…」
「はい行こ行こ」
「やだよー!」
ゆかちゃんに引きずられるようにして箱の前まできた。
くそっなんだよコイツ白っとしやがって。四角いんだよバーカ。
渋々手を突っ込む。もうガタガタ言ってはいられない…こうなったら念じるんだ!あ〜ちゃんの近くへ!あ〜ちゃんの近くへと我を導きたもれー!
「のっち早くひいて」
「すんません。…えい!君に決めた!」
くじをひいて席に戻ると向こうの友達と話してたあ〜ちゃんがバタバタ戻ってきた
「のっちどこだった?」
「真ん中の列の5番目だった。…あ〜ちゃんは?」
「あ〜ちゃんはまた窓際で後ろから2番目だったー。…離れちゃったね」
…なんか寂しそうなんですけど!やだぁ何!
あ〜ちゃんも寂しいの?のっちと離れんの寂しいの?
「は、離れちゃったねー。…さ、さ…さみ」
「よっと。んじゃ移動するわ。」
「ささみ食いてー」
あっさりだな!さっきのしょんぼりあ〜ちゃんは幻覚だったのか…。
のっちも移動しよ。
移動する先に見えたサラサラストレート。ゆかちゃんまさか…!
「よ!お隣さん♪」
「ゆかちゃぁぁあん」
案外席運はいい方なのかもしれません。
つづく
最終更新:2009年08月01日 22:59