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side Ms.MIKIKO Mizuno

こんな時間に私がこんな場所にいる理由は一つ。
今年度の3学年の名物生徒3人組が学園祭で踊る曲のダンスのレッスンです。
作曲は職員室の変わり者 これまた名物教師 中田康貴先生。
あの中田先生がこしじま先生以外に対して言葉を発したんだから、断れる訳がないんです。

といっても、
実はわたしはあの3人組が大好き(色々な意味で)
こんな願ってもないチャンス、みすみす逃すわけがないのです!!

 こんこん  「「「失礼しまーす!!!」」」

来た来た。

A「よろしくお願いします!」
K「今回は振り付けまでお願いしちゃってすいません。」
N「お願いしまっっ・・・ お願いします。」
A,K「「噛みよった!」」

「ふふ、じゃあ早速はじめましょうか」

まずは私がお手本を。
ひとりひとり細かくポジションチェンジや動きが違うので、3人分、3回踊ってみせた。

ぽかーんとしたまま私を見上げる3人。

「どうかしら?」

A「すっごいっ!!!!」
K「やばいっ!うちらに出来んのかなぁ!?」
N「おぉっ!すんげー!早く練習しよう!とりあえず通して踊ろう!」
A「練習はもちろんじゃけど、アンタ今ので動き全部覚えたん?」
N「やっ! 違ッ・・・ でもあの肩ぶるぶるってするのは覚えとる!」
K「とりあえずひとつひとつフリを覚えんとどーしよーもないよ?」
A「ゆかちゃんの言うとーりじゃ!のっちは急ぎ過ぎなんよ!」

      • わたしも混ざりたい。

A「先生!とりあえず出来そうなとこから細かく教えてくださいっ!」

「そうね。じゃあとりあえずサビのところからやっていきましょうか。」

音楽をかけて何回も繰り返し、フレーズごとに分けてカウントを取りながら教える。
3人ともやっぱり飲み込みが早い。特に大本さん。いや、のっち。

N「せんせー。ここんとこの腕の角度ってこれでいいですか?」

「もう少し肘を下げて。ちょっと借りるわね。」
肘を掴んでいい感じの角度に持っていく。
しかしいい腕してるわ。筋肉のつきかたがすごくいい感じね。
腕枕されたら気持ちよさそうな・・・   いやいやいやいや 生徒相手になにを・・・

K「先生!ここの指はどうすればいいんですか?」

「残った指はくっつけて。親指と人差し指は・・・ ちょっと借りるわね。」
手を取って指の形を作ってやる。
手、大きいわ。顔が小さい分顔まわりに手を持っていくフリをやらせるとより手が大きく見える。
長くてきれいな指してるわね〜! こんな手で頭撫でられたりあんなことやこんなこt ・・・
さっきからわたしはどうしてしまったんだろう。落ち着けわたし。

A「せんせ〜、ここのステップよくわかんないんです!」

「えっと左足が先。足の角度そうじゃなくて・・・ ちょっと借りるわね。」
足首を掴んで正しい位置に持っていく。
足首細い!というかこんなに足細いのになんであんなにスカート長くしてるのかしら。
これは出すべきモノよ!!!  ほんと舐めたいくらい・・・  なんなんだ自分。
これ以上この3人を見ていてはいけない!襲ってしまう!

「外も暗くなって来たし、今日はこのくらいにしましょう!」

A,K,N「はーい!明日もよろしくお願いします!」

3人は充実感に溢れた顔をして出て行った。
これが毎日なんて・・・  信じられない!
天国!これは天国よ!

踊りださん勢い・・・ というか半ば踊りながら私は音楽室を飛び出した。

「あの・・・  水野先生・・・」
目の前のいけないモノを見てしまったかのような中田先生の表情が私を現実に引き戻した。

「あ・・・ あの・・・ 今レッスン終わりました!!とても筋が良いです!」
「あ、そうですか・・・ ありがとうございました。明日からもよろしくお願いします。」

そう言って私に背を向けると中田先生はすたすたといってしまった。
まぁ、中田先生の事だ。今の私の奇行が職員室に広まるような事はないだろう。

その日の私は中田先生の事なんか忘れて、帰ってからもハイテンション。
次の日からのレッスンも、自分の中で広がる妄想に苦しめられながらも、楽しみました♪
今だから言える!ごちそうさまでした。

END





最終更新:2009年08月22日 20:47