アットウィキロゴ
昼休み。
あ〜ちゃんにとっては初めての学校で、かなり午前中は興奮気味。
のっちはほぼ徹夜明けで眠いってのに、あ〜ちゃんがうるさいせいで全然眠れなかった。
てか、教壇にいる先生の周りをふわふわ飛び回るのはやめて欲しいよね。
のっち気が気じゃなかったよ。

「のっちのっち」
「ん〜?」
「行くよ!」
「え、どこに?」
「お昼じゃ。リサーチによるとゆかちゃんは学食組じゃ」
「知ってるよ。いつも覗いてたもん」
「うわ。キモ。行こ」


今さりげにキモって言ったよね?
ちゃんと聞こえたよ。
あれ? あ〜ちゃんがいない……

「のっちのっち」
「うわ!」
「なにびっくりしよるん」
「いや、かなり衝撃的な映像だけど」

壁からあ〜ちゃんの顔が生えてる。
生首みたいになってるよ?
「ゆかちゃんは今まさにそこの角曲がるとこじゃ。あ〜ちゃんが合図したら力一杯飛び出しんさい」
「え? え? 今?」
「ほうよ!」

なんか古典的な手だけど、いざやるとなるとかなり緊張するんですけど。
てか、うまくいくの?
そっちの方がよっぽど心配だよ。
ドン引きされたら、その時点で終了だよね……
既に半分終わりかけてるしね……

「今よ!いけぇっ!!」

えぇ〜い!どうにでもなれ!
言われた通り全力で角を飛び出す。


ドン!……ドテッ


……当たった?
……声がしない……
普通きゃあとかなんとかあってもよさそうなもんだけど……
恐る恐る目を開けてみると……


白いものが見える。
なんか顔が柔らかいものに包まれてて、気持ちいいし。ど〜なってんの?


「あちゃ〜……のっち最悪だわ。つくづくあんたは残念な子じゃね」


頭上からあ〜ちゃんの声。
なにが起きてるのか良く分かってないんだけど。
もう少し頭を上げてみると……


わぁい。
なるほどぉ。
のっちの頭、ゆかちゃんのスカートにinしちゃってるわけね!


「あ、あの……ご、ごめんなさい!!」
ゆかちゃんの表情は……ひぃっ!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………

「あの……」
「は、はぃっ!」
「どいて貰えます?」
「あ……すいません」

それだけ言うと、スタスタゆかちゃんは歩いていってしまった。
「向こうはわざとなの知らんけぇ、ぶたれんくて良かったね」
「最悪だよ。ぶたれた方がマシだったよ」
「そうなん?のっちMなん?」
そうじゃないって。
これはマズイ。
一番いけん感じの関係になっちゃったよ。
この先気まずいじゃん。

「作戦変更じゃね!のっち手紙書きんさいや」

……………。


〜続く〜





最終更新:2009年08月22日 20:51