「何ここすごい!」
さっきのバター作り体験のあとの自由時間で牧場探索しとったら、なんですかここは!
ハンモックの森ですかここは!
「わー恐ろしいほどにハンモックだらけだね」
「のっちハンモックなんて初めて見た!ゆかちゃん、ちょっと寝てみよ!」
近くにあったハンモックに腰をかける。おっとと、えらい揺れますな。
ごろんと寝そべるとぎこちなくゆらゆら揺れた。
すごい!感動!わーなんか今日は初体験ばっかだ。
「のっち楽しい?」
「楽しい!ゆかちゃんも寝そべりなよ!」
「ゆかはいいや」
「えー勿体な〜い。もう一生ハンモックなんか乗れんと思うよ?」
「でもいいや。汚いし」
汚い?ゆっくり起き上がってみると…あー!髪の毛砂だらけだ!
がしがし髪をはらってるとゆかちゃんが背中をはらってくれる。
「ね?」
「ね?って、もうちょっと先に言ってよまったく」
「ふふ、ごめん。のっちの目があまりにも輝いてたから♪」
とりあえず体験はさせてあげようって思ったんですか、そうですか。
優しいんだかいじわるなんだか分からんよゆかちゃんは。
「わー何ここすごーい」
のっちセンサーがピピッと働く。遠くの方でかすかに聞こえたこの声はあ〜ちゃん!
ハンモック見て友達ときゃっきゃうふふしてるあ〜ちゃん!
おーい、のっちここにいるよーと言わんばかりに手を振ると、気付いて手を振り返してくれた。
笑顔が眩しいですな!
「…のっちほんとヘラヘラするよね」
「へ?」
「ヘラヘラって言うかニヤニヤ?きもい」
「…何?ヤキモチですか?」
「んなわけないじゃん」
「ぅわ!」
おでこベチって叩いてゆかちゃんはあ〜ちゃん達の所へと歩き出した。
絶対ヤキモチだよねあれ。ゆかちゃん素直じゃないな〜もー、かわいい!
置いてけぼりくらったけどまぁ…悪い気はしないゼ☆
「ちょっと待って〜、はい捕まえた♪」
「…調子のっとる」
「のってないのってない♪手なんかいつも繋いでんじゃん♪」
「語尾が調子のっとる」
「のってないのってない♪♪♪」
「んーなんかムカツク!」
素直じゃないゆかちゃんも好きだよー♪
つづく
最終更新:2009年08月22日 21:49