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午後10時、明かりを消して布団に入る。
目をつむると一気に眠気に襲われ瞬くまに夢の中へと
…………消えてしまう訳がなかった。ふふ、夜はこれからだぜ!

「あっこちゃん寝た?」
「まだ。寝れるはずないやんな10時とかに」

ボソボソと小声の会話が周りからも聞こえてきて、皆まだ寝てないなこりゃ。

「えっちゃん寝たの?」
「起きてるよー」
「てか皆起きてるよね?」

その声が合図かのように、並んで寝てた皆が一気に中心に集まった。
頭寄せ合ってぎゅーぎゅー詰めでくすくす笑う。
やばい、これだよこれ!これが修学旅行だよ!
…あ〜ちゃんとゆかちゃんがいないのがアレだけど、でもこの感じがのっちの求めてたそれだ!ひゃーい!

「じゃん!あたしこんなの持ってんの!」

一人の子が自慢げに見せてきたのがト○ビアの泉の本。うわー今巷で流行りのあのト○ビアの泉!
のっち結構ネタ送ってるんだけど全然採用されないんだよね。
金の脳欲しいよ金の脳。

ト○ビアをひたすらに皆で読む。結構面白いんだなこれが。
くすくすからくっくっくっに変わってきた頃、廊下を人が歩く気配がした。まずい!
皆尋常じゃないスピードで顔を伏せる。

ガラッ!……ピシャン。

「ひょー。危なかったね」
「先生容赦なく戸開けてくるな」

またト○ビアに夢中になってると足音が…!
危険だ!顔を伏せろ!

ガラ!…………

長い……観察が長いよ先生…。

………ピシャン。

「…これは完璧バレてますな」
「ね。完全に見すぎやからな」

またト○ビア→危険だ!→ガラ…ピシャン

を、何回か続けた頃

ガラ!「こら!まだ起きてるの!ちょっと廊下に出なさい!」

えー!まさかの展開に寝たふり解除
渋々廊下に出るとそこで一列に正座させられてガミガミ怒られた。
なんだこの展開。横目で列をチラミ。
あ、皆下向いて反省してるふりして笑いこらえてるよ。


説教から開放されたあと、皆静かに眠りにつきました。
……となるはずもなく、ト○ビアの続きを楽しみました。


つづく





最終更新:2009年08月22日 21:52