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久しぶりのデート。
付き合って3年経ち、社会人となって会う時間が減ってしまっている私達にとってデートは大切な時間だ。
あ〜ちゃんに手を引かれながら交差点をわたる。
多くの人が行き交うこの街はあまり好きじゃない。
「…あっ。」
見覚えのある、キレイな黒髪。
その人を追い掛けようと勝手に足が動き出す。
「え、のっち?」
必死で探すけど、その人は何処にもいなかった。
「ねぇ、のっち!突然、どうしたの?」
「え…、あぁ、ごめん。知り合い見かけたんだけど、いなかった。」
「そっか。…あ、信号変わっちゃうよ!」
「ほんとだ、ごめん。行こうか。」
「うん!」
見間違いだったのかな。
最後に会った日から長い時間が過ぎた。
こんなに暑い日は今でも彼女の事を思い出してしまう。
彼女に初めて会った日も今日みたいに蒸し暑い日だったから。
つづく
最終更新:2009年08月22日 22:33