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二日目の実習。
やっぱり、今日も暑くて頭がぼーっとするよ。
教室に入り出席をとる。ぼーっとしながら名前を呼んでいるとある事に気付いた。
保健室で見た樫野さんはこのクラスだった。席は一番後ろの窓側。
そう言えば昨日はいなかったなぁ。
昨日と同じようにアタフタしながら授業を進める。たまに、樫野さんの事を見ながら。
高3にしては大人っぽい雰囲気を持つ彼女。キレイな顔だなぁ。
そんな事考えながら、気付けば授業は終わっていた。
出来は昨日より悪かったらしく、担当の先生に集中しろって怒られてしまった…。
落ち込んで職員室に行こうとすると、後ろから声を掛けられた。
「大本先生。」
「はい。」
振り返ると樫野さんだった。
「先生って教育実習生だったんですね。昨日見た時、誰かと思ってて。」
「あぁ…はい。」
間近で見る樫野さんはまだ何処か子供っぽさも残ってて、笑顔が可愛かった。
「じゃあ、先生。頑張って下さいね。」
「あ、はい…。」
結局、今日はその後も上の空で担当の先生に怒られてばっかだった。





今私の頭の中には樫野さんが焼き付いていた。

家に帰ると既にあ〜ちゃんが来ていてご飯を作っていてくれていた。
ご飯を食べ終えて報告書を書いていると、
「ねぇ、のっち。」
「んー?」
「疲れてる?なんかぼーっとしてるね。」
「え…?あぁ、まだ、色々慣れてないからね。」
本当はそんなに疲れてない。樫野さんのこと考えてたなんて事は口が避けても言えない。
「そうだよねぇ。あ、ねぇ。実習の間ご飯作ってあげるよ!家帰っても報告書とかあって大変でしょ?」
「まじで!作ってよ!作って欲しい!」
「いいよ。じゃ、明日も来るね。」
「うん!」
そうだよ。私にはあ〜ちゃんがいるんだもん。この気持ちは絶対動く事はないんだから。
自分の気持ちを見失わないようにあ〜ちゃんを抱き締めた。




つづく





最終更新:2009年08月22日 22:57