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  • A-chan-



仕事を終え、家に着く。
携帯を開いて見てみると、のっちからメールがきていた。


『あ〜ちゃん、ありがとう。
ゆかちゃんへの告白成功しました!!!
本当に、本当にありがとう。』


のっちらしいメールだった。
良かったね、のっち。

でもね、素直に喜べないあたしがいる。
2人をくっつけたのは、まぎれもないあたし。
後悔してないって言ったら嘘になる。


あたしは踏み出せない。
もし、この想いを伝えてしまったら…
あなたは絶対困るから。

だから、せめて あなたが幸せであるように願いたい。



ねぇ…のっち…好きだよ。

なんて、今は言えないけれど。
いつか笑って言える日がくるよね?
実はあの時、好きだったんだよって。

それまで、のっちは幸せでいてね。
ゆかちゃんの手を離さないでいてね。


のっち。見ててね?
絶対のっちより幸せになってみせるから。
その時に言えたらいいな。


電話しようと思ったけれど、やっぱり止めた。
頬をそっと流れた涙を拭い、のっちのメールにおめでとうと返信をした。



叶わない恋をしていたのはあたしの方だった。
だから、2人をくっつけてしまえば楽になれる。って思ってた。

でも、心臓は押しつぶれてしまいそうなくらい切なく泣いている。


けど、のっちの幸せがあ〜ちゃんの幸せだから。
この気持ちは嘘なんかじゃないから。

のっちは笑っててね?
そうすれば、あたしも笑っていられるから。





最終更新:2009年08月22日 23:00