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「わかってる?ゆかちゃん。のっち達は人間の世界の勉強で高校に入るんだからね!」
「わかってるって!大体、ゆかより少し年上ってだけで偉そうなんだから。」
「のっちは心配してやってるんれす!」
「大丈夫だって!それに、いざとなったら助けてくれるんでしょ?お姉ちゃん。」

にっこりと笑って、のっちに言う。
驚いた表情をしたと思ったら、次の瞬間にはデレッとした顔になった。

「ゆかちゃん、お姉ちゃんってもう一回言って?」
鼻の下をのばしてデレデレしながら聞いてくる。

「ヤダ!変態!」
「なっ!?へ、変態!?」

あたふたしながら、あれこれと言い訳をしだす。

面白い。
これだから、のっちをいじめるのは止められない。

「ウソだよ。のっち。」
「なっ!?あ、あんまり大人をからかっちゃダメれす。」
「人間の年で1・2歳しかかわんないでしょ。」
「そ、そうれすけろ…。」

やっぱり面白い。

「と、とにかく、約束だけは守ってくらさいね!」
「はいはい。」
「はいは一回!」
「はーい。」
「のばさない!」
「はい。」

本当に子供扱い。
まぁ、嫌いじゃないからいいんだけど。




「ねぇ…それより、ゆかお腹空いたなー。」
「カプセルあげたましたよね?」
「だって、あれ味気ないから不味いんだもん。」
「…少しだけですよ?」
「うん。」

のっちの首筋に牙をあてがう。
「……っ!」

のっちの血が体内に流れ込む。
生き返ったような気分。

「ん…。」
コクリと喉を鳴らす。

最後に弱めに吸い上げる。
「…ん…はぁ。」
ピクッと、のっちの体が反応する。

「ふふっ。感じちゃった?」
「吸血に快感がともなうのは当然のことです。」
「あ、照れてる〜。可愛い。」
「の、のっちは、もうお風呂入って寝ます。」
「まだ7時だよ?」
「寝ます!」

そう言って、さっさとお風呂に入ってしまった。
ちょっと、からかい過ぎちゃったかな。


…まっ、いっか。
そんなことより、高校楽しみだな〜。
のっちは学年か違うから、ちょっとつまらないけど。
友達たくさんできるかな?
自己紹介もしっかりやらなきゃ!
第一印象が肝心なんよね。

ゆかも早めに寝よっと。



まさか楽しみにしていた学校生活が、半年も経たない内に終わっちゃうなんて…。


今のあたしには、全然わからなかった。








最終更新:2009年09月03日 19:39