その3-Side K
最近彼女が
あなたによく触れる
徐々に美しさを増していくあなたに
そして
私を見てニヤリと笑う
…わざとだ
私があなたを好きと知っていて
あえて触れている
やめてよ…
あなたも
そんな風に笑わないで
嬉しそうに
笑わないで…
私を
迷わせる
なんなの?
何をしたいの?
あなたを捕まえようとしてる?
そんなの
許さない…
その3-Side A
彼女が触れるたび
あなたの動揺の色は濃くなる
彼女へ近づくたび
まるで睨みつけるような眼差し
でも
大丈夫よ?
捕まったりしないから
彼女にその気はないから
だって
仕掛けたのは彼女
あなたを動揺させるための
罠…
そして…
「ねぇ、あ〜ちゃん…」
掛かった
あなたが
手を伸ばしてくれるのは
もう
すぐ…
その3-Side N
あたしがもち掛けた
彼女への罠
上手くいけばいけば
キミの望み通り…
彼女はキミを捕まえようと動きだす
あたしの想いは知っているけど
キミの想いを知らない彼女
あたしがキミに触れれば
彼女の不安は増していく
そのうち
我慢できなくなるでしょ
ふ…そんな恐い顔しちゃって
そんなにあたしに捕られたくないの?
なら…
早く
捕まえなよ
それを
望んでるんだから…
キミに触れるのを止めて
あたしが部屋から出て
閉めるドアの隙間から見えたのは…
罠に掛かった…彼女
どう?
少しは
キミの役に立てた?
—つづく—
最終更新:2009年09月03日 20:07