Side A
はぁ、良かったwまだ開いてる。
「寂しい」って言ったゆかちゃんの為にやって来たのは、家から一番近いペットショップ。
確か、ゆかちゃんハムスター好きだったよなぁ…。
買っていったら、きっと喜ぶだろうな〜w飼うならやっぱ二匹だよね?
と、ハムスターの方へ向かう途中。
たくさんの犬が透明なゲージの中から、めっちゃアピール中。
ダメダメ!可愛いけど、今日はあんたらに用はないけぇ。
そう思って、さっさと通り抜けようとしたあたしの視界に、一匹の子犬が目に止まった。
こんなに周りが猛アピールしてるのに、その子だけはお客なんて関係なしに爆睡中。
なんともマイペースな…。
でも、あたしこういうの嫌いじゃないわぁ。
あたしの足は自然とその子の方へ向いて、その子の前に辿りつき、数秒見つめる。
なんか眉毛ついてるしw
この時、直感したんよ。これは大物なると。
お金も念のため下ろしてきたし…
ヨシ!決めた!
「すみませーん!」
…。
「ありがとうございましたー。」
首輪と散歩用のリードも買って、愛しのゆかちゃんが待つ我が家へと急ぐ。
それにしても、この子マジで起きないんだけどw
「あんたぁ、ちゃんとゆかちゃんに可愛がって貰うんよ?」
抱っこしたまま、耳の下辺りをこしょこしょしながら言うと、ぴくぴくっと耳だけが反応した。
ふふw
ハムスターじゃないけど…。
基本的に動物好きだし、きっと喜んでくれるよね?
ビックリ驚いてるゆかちゃんの顔を想像したら、ワクワクして早く見せたくなって。
帰る足取りも軽やかだ。
Side N
ずっと、ゲージの中で寝てたはずなのに、すごく良い匂いの柔らかくて気持ち良い揺りかごに揺られて、さらに眠い…。
今度は違う匂いの揺りかご。
なんだかわーわー言ってるけど、まだ眠いんよ…。
でも、ぷらぷらと揺らされて、
「おーい、のっちぃ?」
妙に耳馴染みの良い呼び名に、自然と反応して眠かった目を開けると、そこには…。
「見た見た?のっちで反応したよ?」
ふにゃ笑顔の子と
「はぁ…ホンマじゃ。」
ほけ顔の二人
むはwめっちゃ可愛い…
眠い頭でそう思ったのだけは覚えとる。
どうやらこの二人が、今日から飼い主みたいです。
そして今から自分。
のっちれす。
—つづく—
最終更新:2009年09月03日 21:21