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「あら、呼ばれてるよ。もうリレーかぁ2人とも頑張ってね。」
「張り切って走ってくるわ!のっち頑張ろうね!」
「…うん頑張る」
「ちょ、ムカデ前の異常な興奮状態はどこいったん。」
「いや〜…リレー初めてだから、」

やばいなんだこれ。魔の自己紹介くらい緊張してきたんだけど…。そんでまた手汗ひどいな。
ずっと握ってたあ〜ちゃんの手をそっと離して、体操服でごしごしふいた。
バトン滑りませんように!

「…そんな拭いたら、なんかあ〜ちゃんが汚いみたいじゃ。」
「ちっ!違うよぉ!手汗がはんぱなくて、」
「ふふ、うん。大丈夫よのっち。バトンあんなにいっぱい練習したんじゃけえ!」
「…だ、だね。うん、大丈夫だよね大丈夫大丈夫、」
「…もう、しょうがないな〜」

次の瞬間、のっちはゆかちゃんの腕の中で。
硬直する体をゆっくりさすられてた。
あれ、なんだこの展開!

「ゆゆゆゆゆゆ、」
「……はい!落ち着いた?」
「落ち着くか!余計ドキドキだよもう…」

「女子400に出る人ー!早く入場門に集合してくださーい!」

「ふふふっ。頑張ってきんさい!」
「イテ!」

背中をバシって叩かれた勢いのまんま歩きだした。ゆかちゃんったら大胆なんだから。
人前であんな。しかもあ〜ちゃんの前であんな…てあれ?あ〜ちゃん?あ〜ちゃん!どこだ!

「あ〜ちゃん!あ〜ちゃん!あ〜ちゃ…あ〜ちゃーん!」

いた!既に入場門のとこに他の2人と並んでる。

「置いてかないでよー」
「…邪魔しちゃ悪いかなと思って。」
「邪魔〜?」
「前も思ったけど…」
「うん、何?」
「のっちとゆかちゃんってさ、」
「うん」
「…ラブラブね。」
「!!」


そうこうしてると軽快な音楽が流れて出して、そのまま強制的に入場した。
あ〜ちゃんはアンカーだからのっちとは真逆の場所に並びに行ってしまった。

ラブラブ……バレたか!
じゃなくて、ラブラブって!
確かにラブラブしてる時はしてるけど、そんなラブラブとかそんなカップルみたいなそんな感じでは一切なくてそれにゆかちゃんとはあれが普通だしそれに…

「大本さんっ、頑張ろうね!」
「でもやっぱラブラブって表現はなんか…ブツブツ」
「大本さん?」
「あ、頑張ろう!頑張ります!」

やば、そうだリレーだ。とりあえず今はリレーに集中しなきゃ。


つづく






最終更新:2009年10月22日 16:42