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「じゃ、失礼します・・・」
パタンと閉じられた扉。まとわりつく空気が生ぬるくて、きもちが悪い。
全身を覆う肌感覚は、なんだか異次元に放り込まれたようなのに、ココロん中は、これでもかってくらいリアルに痛い。

車を走らせる。徐々に上がるスピード。それとともに、再び動き出す思考回路。
わかった、、、、て、なにがわかったっていうんだよ・・・
イタイ痛いココロん中から、得体の知れないものが、ぶわっと上がってきて、のど元をぐっと締め付けて通りすぎ、、

あ、、視界が滲む。

涙、じゃん。。。次から次へと溢れ零れ、止まんなくって。。。運転どころじゃなくなって、そっと車を止めた。


っ、、うっ、、うぅ、、、、、
手のひらで目を覆ってみたところで、次から次へと溢れ出てくるそれを止めることなんてできなくて。
それは、自分を偽って苦しんだのっちの涙。それは、自分を守るために不安にさせた彼女たち涙。
大切な人を泣かせた涙。大切な人が泣いた涙。。。簡単に、止まるはずない。

「わかったよ・・」そう、“あのとき”ものっちは、そう言ったんだ
そう言って、あのときは泣けなかった。自分が悪いくせに、泣いちゃいけないと思った。
でも、違ったね。泣いてもよかったんだよね。だって、めちゃくちゃ哀しかったんだもん。
それに、「わかったよ」も違ったね。そんな言葉が欲しかったわけじゃないんだよね。
無理してさ、わかったような言葉返してさ、無理してさ、泣くの我慢してさ、、、結局、最後まで傷つけて。。

そんなことしてるから、そんなことして、何事もなかったフリしてたから、、、


結局また、大切な人を不安にさせちゃったよ。
笑顔を守りたいって思ってたくせに、結局、自分が曇らせちゃったじゃん・・・


でもね、ちゃんと「わかった」よ。さっきまでは、わかんなかったけど、やっとわかったよ。

泣くほど好きなんだよ。
泣くほど愛しちゃってるんだよ。
この涙とおんなじように、次から次へと、とめどなく溢れこぼれるキミへの想い。



そして、泣く暇もないくらい、愛して欲しいんだ。
そうだよ、ずっとそばにいて、誰よりも愛して欲しいんだよ。

あぁ、そっか、、、「愛してるよ」とは言っても、「愛してよ」とは言えなかったんだ。
ほんとは、人一倍愛されたがりのくせに。失うのが怖くて、一番大事な、伝えたかったことを伝えられなかった。
さっきだって、決断をキミだけに委ねて、、、なんでも受け入れるなんてふうにオトナぶって。
なんでも受け入れられるほど、オトナなんかじゃないくせに。ぶって、全部キミに丸投げした、ズルい自分。


そばにいて、支えたいって思った。たぶん、支えていた、、、勘違いじゃないでしょ?
でも、それ以上に、ずっと支えてもらってたんだ。ずっと、そばにいて支えてくれていた、、、そうだったんだね?

ごめん、のっちバカだから、今ごろ気付いたよ。ようやく、ほんとに「わかった」よ。
泣けて、初めて、ようやくわかるなんて、ほんと、バカだけどさ、、、


ゆかちゃん?



のっちの彼女に、、、恋人になってよ。






最終更新:2009年10月22日 17:01