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「で!何があったのか洗いざらい話してもらおうか?」

打ち上げが終わった後、ゆかちゃんに無理を言ってのっちん家に泊まってもらった。色々とね、話しを聞いて欲しかったんです…。

「うん…なんかさ。あ〜ちゃんがおかしいって言うか…」
「おかしい?」
「今日ね、2回も抱きしめられたの。後ろから。」
「…へぇ」
「1回目はムカデ終わったあとにぎゅっ…で、2回目はさっきの打ち上げで、2人でジュース買いに行ったんだけどそん時にねっ…やだーもー!」
「…うん、」
「あったかい…なんて言われちゃってなんかすごいドキドキしたって言うか、キャー!」
「…のっち」
「でね!!あ〜ちゃん、手も柔らかいし体も柔らか、」
「のっち!」

「へ?」
「興奮しすぎ。ちょっと落ち着いて?」
「あ、そだね。ごめんごめん」
「とりあえずその枕、没収」

さっきまでバフバフこねくり回してた枕を奪われた。ゆかちゃんの腕の中にすっぽり収まったそいつのほっとした感じに軽く舌うち。

「で?」
「ん?」
「あ〜ちゃんに抱きしめられて、どうだったん?」
「どうって?」
「嬉しかった?」
「えっそりゃもう!」

嬉しい?嬉しいよねそりゃ。あ〜ちゃんとにかく柔らかいんだよ。ゆかちゃんもそうなんだけど、あ〜ちゃんはまた格別って言うかなんて言うか。

「んでドキドキしたんでしょ?」
「うん!もう突然すぎて心臓バクバクだし暑くなるしで大変、」
「それ、なんでだか分かる?」

「…なんでとは?」
「なんでそんな風にドキドキしたり熱くなったりするのか、わかる?」

えー。難しいこと聞くなーゆかちゃん!なんでかって?…えっなんでじゃろ…

「…好きだからじゃない?」
「好き?」
「うん、あ〜ちゃんのこと。のっち好きでしょ?」
「そ、そりゃあ好きだけど…。え、何?それどう言う意味で、」
「あ〜ちゃんとキスしたいって思ってる?ってこと」
「キ…!まさか!」
「…違うの?」
「違うよ〜!はは、ゆかちゃんすごいこと言うね」
「でも抱きしめられてドキドキして、そんで好きなんでしょ?」
「それはそうだけど。そんなん言ったらのっち、ゆかちゃんも好きだもん。」
「…えー」
「えーって。めっちゃ嫌そうだね。」
「…じゃあゆかにこうされてもドキドキする?」

「わ、」

前からゆかちゃんが重なってきた。おお!今日はなんか皆大胆だなおい!
お風呂あがりの匂いがして…のっちも迷わず背中に手をまわす。

「ん〜。ゆかちゃんはドキドキって言うか…」
「うん」
「ほくほくする。落ち着く。」
「……ふふ。嬉しい?」
「うん、嬉しいよ?」
「でもドキドキはしないんでしょ?あ〜ちゃんにはするのに。そう言うことじゃないの?」
「う〜ん…あ〜ちゃんはいつも突然だから…それに、…」

言いどもってると、ゆかちゃんは体を離して顔を覗き込んできた。

「女同士じゃん。好き、が恋愛の意味になるわけないよ」
「……」
「でしょ?そりゃ好きだけど、そう言う意味じゃないよ。絶対。」
「……ゆかはいいと思うんだけどな〜」
「何?」
「なんでもないっ。寝よっか?電気消すよー」
「ありがと。ふぁぁあ〜おやすみぃ…あ、」
「おやすみ。どうしたん?」
「ゆかちゃん、話し聞いてくれてありがとね!んじゃおやすみ〜……」

「…アホ」


つづく






最終更新:2009年10月22日 17:15