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足繁く通ううちに、自然とこの甘ったるい匂いにも慣れた。人間の本能はよく出来てる。どこにいたって抱きたくなると、この匂いを思い出すように嗅覚は仕組まれている。
「エッチなこと、しよっか?」
欲望っていつになったら抑えられるのかな?大人になったら?いつだって強制的にスタートされるけど、それをのっちが一度も拒んだことがないのも確かな事実。大体、欲望が抑えられる大人なんて、つまらない。ゆかはそうは、ならないよ。
首筋に舌を這わせると体をよじる。まだキスはあげない。服の上からでもわかるほどに立った乳首を親指の腹で撫でた。のっちはいつもブラをしてない。ゆかが来るときは、それが当たり前かのように、してない。そんな彼女のイヤラシイ部分を垣間見て、ゆかは興奮する。だから可愛い耳に口を付けて聞いてやるの。
「ねぇ、どうしたい?」
乳首は嫌ってほどに、固く主張してる。あまりに突然に、素直なのっちの手がゆかの右手を掴んだ。そのまま服の下へと誘導される。
「んっ、、ゆ、かちゃん、、」
熱い息とともに、その大きな瞳をゆらゆら揺らして甘ったれた声を出す。
「っつ、、じ、かに、、触って、よ、、」
今日は随分と素直だな。いつも我慢できなくなると、そうだけど。まだ、キスはしないって決めてたのに。
「んっ!」
まだ胸しか触ってないのに、憎たらしいほどに可愛いから、思わずキスをした。のっちが声を洩らすから、ゆかは舌をねじ込んでもっともっと聞きたくなった。
舌を入れると、それを待ち望んでいたみたいに、のっちの生ぬるい舌が絡み付いてきた。
「ふ、ぁあ、、ゆか、ひゃ、、ん、、」
まだまだ足りない。のっちは足りないとこだらけだ。だから開発してあげる。ゆかがゆか用の身体を創ってあげるから。
乳首を撫でた右手の爪を立てて、真っ白い胸元をひっかいた。
「っっ!!ん、、」
痛い?痛いでしょ?でも、痛みをね、伴ってこその愛のあるエッチなんよ。少なくともゆかは、そう思う。



「痛い?」
舌を抜いてキスをやめて聞いたら、名残惜しそうに舌を出したのっちと目が合う。なんとも間抜けで可愛い。
「・・・うん。ちょっとだけ、、。」
「そっか、、。」
服を脱がせて、赤く傷ついた胸元を優しく舐めた。
「ん、んぁ、、こ、そばい」
「痛いのと、こそばいの、どっちが好き?」
視線だけ上むいて、胸元の傷跡から乳首までを何往復も舌でなぞったら、
「んっ・・・き、気持ちい、の、が、、いい」
おりょ?のっちのくせに、やりよるな。今のは結構キましたよ。うん。結構キいた。じんわり熱くなったよ。下半身がね。でもね、
「ゆか、のっちの痛みを耐えてる顔が一番そそるんよ。」
だから、わかってね?ゆか、苛めたいの。そう言って今度は胸の下の横、膨らみが始まるあたりに噛み付いた。またのっちは「い、たっ、、」って鈍い声を出したけど、まんざら嫌でもなさそうだ。
薄く歯形の残るそこに舌を這わせて、右手はするすると曲線を撫でて。脇腹を通過して太ももに触れた。膝と膝を擦り付けながら、のっちは声を洩らした。
傷を受ける勇気がないんなら、やめたほうがいいよ。ゆか、我慢したくないから。欲望、抑える気、ないですから。
「ゆかちゃんなら、、」
甘い声に変わった。吐息の間隔が短くなった。太ももを擦るゆかの手も早くなる。
「うん?」
この綺麗な太ももに、噛み付けたらどれだけ楽しいのかな。痛みに眉をひそめて、それでも尚、求められたら、どれだけ興奮するの?覗き込んだ顔は優しくて、抱いているのに、抱かれてる感覚に落ちる。しまったな。今日ののっちは、良すぎる。
「ゆかちゃんになら、何されても、、いいよ?」
大きな瞳を細めて、のっちは小さく笑った。キスがしたくなった。深い深いキスが。それをしたら、負ける気がして、いつも簡単にキスはあげなかった。欲望を抑えないってさっきゆかが思ったこと。だから、キスがしたくなったから、キスをした。



膝を擦り付けてるのっちの足の間に入り込んだ。キスをしながら触れたそこは、隠す気もないくらいに濡れていた。ちょっと恥じれば?いいわけ、それで?まぁ、そこが好きなわけだけど。
「ふわぁ、、んっ、」
くちゅ。くちゃ。ぴちゃ。ふぁあ。四拍目の甘い声。包み隠すってことは、しないのね。そっか。いつだってそうだ。のっちはいつだって素直。丸裸。何も武装しないで、ここに、いる。
「ねぇ、きもちい?」
「んぁっ、、う、ん」
主張しはじめた突起をいたずらにいじると、犬は鳴く。
「あ、あっ、、きも、ち、、」
くちゅ。くちゃ。ぴちゃ。ふぁあ。綺麗に四拍揃ってて、ゆかまで気持ちいよ。
「ねぇ、好き?」
そう言うと、固く閉じていた瞼を驚いたように見開いて、零れ落ちそうな瞳で見つめてきた。
なんよ?なんかおかしいことでも聞いた?ただちょっと、確認したかっただけだもん。そんな、優しく笑ってくれなくて、いいよ。


「うん。大好き、、愛してる」
ばか。そんなとこまで聞いてないもん。


二本の指が、するり、と中に入ってく。「んあぁっ!!」と、より一層大きくて甘い声を出す。なんだか今日はおかしい。痛めつけてやりたいのに、ゆかの指先は恐ろしいほど優しい動きしかしない。その間にも「ゆかちゃん、大好き」「気持ちいい、、」って、何度も声を洩らすから。


勇気がないのは、ゆかの方。変に構えてるのも、ファンデーション厚塗りにして、心を隠してるのも、ゆかの方だ。のっちは何も持ってない。そんなゆかに対して、無鉄砲に素直。無計画で強制的に始まったこれは、もう恋、でしかないね。


「ゆかも、好き、みたい、、」
口に出したら妙に照れ臭くて、素直になるにはまだ時間がかかるらしい。だけどのっちは満足気に達した。
「いつか“好き”だけになってね?」
汗を拭きながら笑って言う。本当になんだか今日はおかしい。
ゆかの厚塗りのファンデーション。のっちが洗い流してるみたいだ。




Part2.END






最終更新:2009年10月22日 18:16