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「できる?」
「うん、もう出来るよ」
「ぃよっしゃー」
「ふふっ」
あ、えくぼ見えた。
かぁーわいい。
「のっち!テーブル拭いた?」
「あっ・・・」
「早くしんさい」
はぁーい。
のっち早くしまーす。
「のっちどんくらーい?」
「おーもりー!!」


キッチンから聞こえるあ〜ちゃんの笑い声。
鼻をつくのはクラムチャウダーのいい匂い。
あーお腹すいたー!
早く食べたい!クラムチャウダー食べたい!
てか、あ〜ちゃん食べたい!その後あ〜ちゃん食べたい!てか食べる!絶対食べ「のっち!!」
「うわっ!?びっくりしたー!やめてよー」
「なに魂飛ばしてんのよ」
ありゃ?バレてた?
鼻で笑ったあ〜ちゃんの手にはクラムチャウダー。
うわっ!確かに大盛りって言ったけどさ?こりゃー多すぎるだろ、あ〜ちゃん。
「冷めるよ?」
「・・・ん?あ、うん!食べよ食べよ!」
「・・・。へんなのー。あっ、のっちはいつも変だったわ」
馬鹿にしたように笑って、クラムチャウダーをテーブルに置いた。
コトッて音がしたそいつからは、いかにも美味そうな湯気が立っている。
「「いただきまぁーす!」」
二人仲良くいただきます。
さぁ、食うぞ!この大盛り通り越して山盛りのクラムチャウダー食うぞ!こりゃ、戦いだな?
パクン


「・・・うっめぇーー!!」
「ほんまに?ほんまに?」
あまりの美味さに叫んでしまった。
だけどあ〜ちゃんが嬉しそうにするから、のっちも幸せな気分になった。


「いいよなぁ〜」
「なにがよ?」
クラムチャウダーを頬張りながら呟いた。
「だって、あ〜ちゃんのクラムチャウダー、人を幸せに出来るんだよ?凄くない?」
あ〜ちゃんはキョトンとして、すぐにまたえくぼを見せて笑った。
「じゃぁ、のっちもいいなぁ」
「ん?なにが?」
クラムチャウダーを頬張って、視線だけあげて聞いた。
「のっちが美味しそうに食べてる姿も、あ〜ちゃんを幸せにするよ?」


こりゃおかわり頂くしかないな。うん。まいった。
ね、あ〜ちゃん?
クラムチャウダーみたいにさ、のっちたちもずっとこのまま、優しく溶け合っていたいよ。
そんで、このままさ、ずっとずっとあたため合っていきたいよ。


「食べおわったらあ〜ちゃん食べ「のっち!!」




おしまい





最終更新:2009年10月22日 19:08