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 (side.N)

あの『左右から二人の顔が迫ってきた!?事件』から、何日か経った日。
今あたしの部屋には、あ〜ちゃんとゆかちゃんが居た。
二人の「のっちの家に遊びに行っていい?」の言葉に、「いいよ!おいで!」と軽い気持ちで答えた。
あの時から二人の計画は始まっていたんだろうか。
今あたしの置かれた状況は、軽い返事をしたことを後悔させる…そんな状況だった。
もっとも、後悔したところで何かが変わるわけじゃない。

 「何でこんなことになってるんだろ…」

あたしは今日何度目かわからない溜息を心の中でついていた…



 (side.K)

あれから何日か経った。
のっちにしては、うまい具合に関係を隠していると思う。
いつも通り、あたし達を平等に愛してくれている。
片方に特に優しくするわけでもなく、あくまで平等に。
あたしを見つめては、「はう〜…」ととろけるような赤い顔をして、
あ〜ちゃんを見つめては、「えへへ…」と照れ笑いながら赤い顔をする。
いつも通り。喧嘩することもなくのっちを取り合うわけでもない。平穏な日々。
…少しつまらない。

笑ってる顔も、「好きだよ」って言ってくれる真剣な顔も好きよ。
でも、今はのっちの慌てた顔が見たいの。刺激が欲しい。
このままじゃ、のっちは本当にうまく隠し通してしまいそうだから。
だから…あたしがのっちの計画、狂わせてあげる。

…あたしを、楽しませて?のっち…



 (side.A)

のっちを二人でからかった日から、何日かが過ぎたある日の事だった。
楽屋では、ゆかちゃんは相変わらず雑誌を読んでいて、のっちはスタジオで撮影だ。
一人でくつろいでいると、ゆかちゃんが話しかけてきた。

私はゆかちゃんに一つの計画を提案された。それは…
 「あ〜ちゃん、このままじゃとのっちはうまく関係を隠し通しちゃう」
 「あ〜ちゃんも3人の関係、はっきりさせたいじゃろ?」
 「のっちに、関係はバレてるって話してみない?」
…まとめるとこんな感じだった。
確かに、3人の関係をはっきりさせたい。
でも、そうすると今の心地いい関係が壊れてしまうんじゃないか?とも思う。
 「でも…」
悩んでいる私を見つめながら、ゆかちゃんは続けた。
 「大丈夫よ、あ〜ちゃん。決して悪いほうには進まん」
 「何でそう思うの?」
 「のっちじゃから」
微笑みながらゆかちゃんは言った。


 「それに、のっちにおしおきしたくない?」
 「おしおき?」
 「うん。ゆか達を二股してたことと、それを隠していたことについて」
 「でも、あ〜ちゃんはのっちを叩いたりできん」
 「そんなことせんよ!のっちを叩くのはゆかも嫌じゃ」
 「…じゃあ、おしおきって何をするの?」
 「ゆかもあ〜ちゃんも、のっちに色々エッチなことされたじゃろ?」
 「…うん、まぁ…」
 「それを、のっちに」
 「あ〜ちゃんとゆかちゃんが?」
 「うん。二人でのっちにエッチな事しちゃおう?」

思わぬ提案だった。
私とゆかちゃんがのっちを…だめだ、考えるだけで頭がクラクラする。
でも…ちょっとしてみたい…かも。
のっちの、見たことのない顔を見てみたい…。

 「どう?してみたくない?可愛いのっちが見れるかもよ」
ゆかちゃんの悪魔のささやき。そんなこと言われたら私……、のっち、ごめんね。
 「…する。あ〜ちゃんもおしおき…する」
 「決まり!それじゃあちゃんとした計画立てようか」

私とゆかちゃんは色々考えた。のっちにおしおきするために。
それなりにソツない計画が出来たと思う。あとは、のっちに予定を聞くだけだ。
スタジオから戻ってきたのっちに、ゆかちゃんが話しかける。
 「のっち、今週の日曜日何か予定ある?」
 「今週の日曜?…特に何もないよ?」
ゆかちゃんからの目くばせ。合図を確認すると二人のところに近づいて。
 「じゃあのっち、日曜日に…」
私たちの計画がスタートする。

 「「のっちの家に遊びに行っていい?」」







最終更新:2008年10月11日 15:15