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SIDE-K


お風呂上がりにストレッチをするのは、ゆかの日課。
でもそれはあ〜ちゃんの日課でもあって。
只今あ〜ちゃん開脚中。
あ〜ちゃんが上半身を倒してる横で、先にストレッチを終えたゆかは何となくその姿を眺める。
あ〜ちゃんがなかなか身体を起こさないから、
その体勢でその胸邪魔じゃない?
なんてくだらないことを考えてしまう。


ほんとくだらない。
そんなこと、どうだっていい。
なのにこんなくだらないことを考えてしまうのは、あ〜ちゃんのせいだ。


久しぶりに家に泊まりに来てくれたのはうれしい。
だけど家に着いてから話した内容は仕事のことばかりなのは寂しい。
あ〜ちゃんは真面目なんだよ。
ゆかだって仕事に対しては真面目。
でもさ、オンオフはちゃんとつけるタイプ。
こうして二人でいる時間はゆかにとってはオフなんだから。
だから。




「かまってよ。」


実際に口に出すつもりはなかったけど、出てしまったものをごまかすつもりもない。
あ〜ちゃんはゆかの言葉を聞いてか聞かずか、やっと身体を起こした。


「『かまって』かぁ…」


それだけ言って脚を閉じ、また身体を倒す。


「今日は、シないん?」
「んー…」


何かを思い出すような仕草をしながら、あ〜ちゃんは身体を起こした。


「あ〜ちゃんは明日二限目からじゃけど、
確かゆかちゃんは一限目からじゃなかったっけ?」
「うん。一限からあるよ。」
「じゃあ明日も早いけぇ、ちゃんと寝んと。ね?」


違うよ、あ〜ちゃん。
ゆかの求めてる返事はそんなのじゃない。


「…あ〜ちゃんはほんと真面目じゃね」
「え?」
「大学なんて遅刻したって、サボったっていいもん」
「ふふっ…不真面目じゃね、ゆかちゃんは。」


そうやって優しく笑って。
あ〜ちゃんは知らないんだ。
その笑顔を見るほど、ゆかはあ〜ちゃんの意地悪な顔が見たくなる。
エッチしてる時にしか、見せないあの表情を。


「不真面目でいいもん。」


ゆかはあ〜ちゃんの膝の上に跨がると、あ〜ちゃんは困った顔してゆかを見上げた。



「ゆかは、シたいの。」


そう言って身体をを少し屈めて、あ〜ちゃんの唇を奪う。
ゆかが舌を差し入れても拒まれるわけでもない。
逆にすんなり受け入れて、同じように舌を絡ませるあ〜ちゃん。
その考えは読めないけど、ゆかを昂ぶらせてるのは確か。
ヌメヌメとした舌の感触に、身体の芯は熱くなっていく。


「ん、っ、ぁ…ちゃ…ん」
「はぁはぁ…ゆか…ちゃん」


あ〜ちゃんの唇はいやらしくお互いの唾液で湿っていた。
きっとゆかの唇も同じ。


「ほんとに…シたいの?」


息を上げてそう問うあ〜ちゃんは妙に色っぽくて興奮する。


「うん…シたい。」
「…わかった。じゃあ膝から下りて。」
「ヤダ。」
「でも…」
「あ〜ちゃんとくっついてたい。」
「でもゆかちゃんにとったら、下りた方が良いと思うんよ」
「なんで…?」


ゆかが理由をわからないでいると、あ〜ちゃんはあの表情になった。
あの、意地悪な顔に。
それと同時にあ〜ちゃんが僅かに膝を振動させた。


「ひゃぁ…っ!」


思わず声が出る。
あ〜ちゃんの膝が、ゆかの既に熱を帯びた微妙な所を刺激したからだ。


「ね。膝で感じるなんて、ヤラシイゆかちゃん…」


耳元で囁いて、それでも膝の動きは止めないあ〜ちゃん。


「ぁんっ、だって…!」
「腰動いちゃってるけど、このままで良いの?」
「や、だ、ぁ」
「じゃ…ベッド行こ?」


黙って頷くと、あ〜ちゃんはゆかの手を取ってベッドに向かった。










つづく








最終更新:2009年10月22日 19:58