恋に落ちたのは、たぶん春。
はじまりの季節。
はじめての告白は、冬。
ゆかちゃんが、生まれた季節。
3度目のはじまりは、秋。
のっちが、生まれた季節。
2人で作ったお弁当を持って花見に行った、春。
のっちが、塩と砂糖を間違えて、甘くなった玉子焼きを
文句を言いながら、食べた。
抱きしめた温もりが、ほんとの幸せを教えてくれた冬。
ゆかちゃんの、鼻が赤くなっちゃう季節。
なにがあっても、結局祝ってくれる、秋。
のっちが、また一つオトナになる季節。
あれ、夏がない。
暑い夏を、2人で越えたことがない。
花火やお祭り、、、楽しいこと、いっぱい一緒にしたけれど、、
夏を、、、熱い夏を、、2人で越えたことがない、や。
初めての、大喧嘩も
吐くほど泣いた、別れも
夏だった。
暑さに弱い、ゆかちゃん。
のっちも、あんまり好きにはなれんくって。。
ほんと、些細なことだ。
思い起こせば、全部、とても些細なこと。
でも、乗り越えられなかったよ。
きっとそれは、
夏の暑さなんか比になんないくらい
お互いの、熱に
うかされ、麻痺してたから。
少なくとも、のっちはそうだよ?
ずっと、ゆかちゃんの熱に、焼かれ溶かされてる。
だから、わかんなくなるんだよ。
夏になると、
こんなに焦がれるほど熱いのは、、、イタイのは
いったい、なんの熱なの?ってさ、、、
おかしいよね?
ゆかちゃん、
全然、情熱なんてものとは、真逆におるような人なのに。
でも、のっちは
ゆかちゃんの、青白い炎に、
ずっとずっと、やられたまんま。
ちょっと、アタマ冷やして
もしも、あの暑い夏を
2人で超えることができたら、、、
めぐりめぐる季節が繋がって
ずっと一緒にいられるの、かな?
最終更新:2009年10月22日 21:23