(side.A)
「「いっただっきま〜す!」」
うわぁ…ドキドキ。のっちがチョコレイトで彩られている。
ドキドキしながらのっちの体に舌を這わす。
甘い…。のっちもすごく甘かったけど、チョコレイトでより甘くなってて。
「んっ…くすぐったいっ…」
私の愛しいのっちは、すごく可愛くて、甘くて…。大好きっ!
「あ〜ちゃんの天使みたいな笑顔も、優しいところも、世話好きで情に厚いところも、
少しわがままなところも、強引なところも…全部全部好き!大好き!!」
嬉しかった…。すごく満たされて、心が温かくなって…。
のっちが居てくれたから、今までいろんな事を乗り越えてこれた。
のっちが抱きしめてくれたから、私はもっと輝けた。
のっちがキスして愛してくれたから、私は人を愛することの素晴らしさを知った。
「のっち…愛しとる」
「っ…あ〜ちゃんっ…」
のっちが私に笑いかけてくれると嬉しい。私の言葉に照れてくれるのも嬉しい。
好きだよ、って優しくキスしてくれると、もっと嬉しい。
私の拙い舌先や指でも、ちゃんと感じてくれるのっちが愛しい。
のっちを気持ち良くしてあげたいの。もっともっと。
のっちにかかっているチョコを全て舐め取ってしまうように隅々まで舌を這わす。
お腹も、おへそも、脇腹も。甘すぎて私まで溶けてしまいそうになる。
夢中になって舌を這わしていたけれど。…少し違う味が欲しくなった。
でもジュースを飲むのもアレだし…。考える私の視界に入ったのは…のっちだった。
「はぁ…ん…どう、したの?…あ〜、ちゃん…」
私の目は、ある一点で釘付けになった。
のっちの熱い吐息が紡がれて、半開きになった唇…。
そういえば、のっちはチョコレイトを口にしていない。
(のっちの…唇…)
引き寄せられるように、のっちの唇に私の唇を重ねた…。
「ん…のっち…」
柔らかくて、チョコレイトとは違うけどやっぱり甘かった。
でも、この甘さが好き…のっちの優しさが全て詰まったような甘さ。
「んふ…あ〜ちゃん、甘い…ね」
「…はぁ…のっちだって…甘い、よ」
言葉を交わして。また吸い寄せられるように唇を重ねて。
舌を絡ませて、唾液を交換して…。頭が、体が…熱い…。
ずっと責められっぱなしだったのが悔しかったのか、のっちの舌が私の弱点ばかり責める。
キスに弱い私はのっちの為すがままで。
(も…だめ…何も…考え、られな…い)
私の体と意識が落ちそうになった時だった。
「んあっ!?」
唇が離される。何が…起きた、の…?
回らない頭は少し放っておいて、首を巡らす。
一つは顔を赤くして焦った表情ののっち。
それから、少し怒ったような表情をしているゆかちゃん。
気づいたのは、ゆかちゃんの手がジーンズ越しにだけど…
のっちの…えっと、あの…恥ずかしい所に触れてるっていうこと。
「のっち…?」
「っは、はいぃぃ」
笑顔だけど怖いよ、ゆかちゃん。
「何あ〜ちゃんをイかせちゃおうとしてるのかな?」
「い、いや、あの…」
小悪魔どころじゃない、閻魔様だ。口を挿まないでおこう。
「ちゃんとおしおきだってわかってる…?」
「わかってる!いや、わかってます!」
「まったく…」
そしてゆかちゃんは私を見て…
「あ〜ちゃんもだめじゃない。おしおきしてるのはゆか達なんだから」
飛び火した。
「あう…ごめん…」
とりあえず謝ってみる。でものっちがキスうまいから…。
「もう…。あ〜ちゃんにもおしおき!」
「えっ…んんっ!?」
「ああぁぁっ!!」
のっちが呆然とした顔をしている。
私はゆかちゃんに引き寄せられたかと思うと、唇を奪われてしまった。
「ん…ふ…んう」
「…はぁ…んんっ」
何これ。のっちとは全然違うっ。
のっちのキスは優しくて激しい。一緒に高みに連れて行ってくれるようなキス。
でもゆかちゃんのキスは、意識も舌も何もかも奪ってしまうような強引で激しいキス。
(だめ…私…もう…む、り…)
とどめとばかりにゆかちゃんに強く舌を吸われ、私は達してしまった…。
最終更新:2008年10月11日 15:41