「げっ!広ーい!!」
「見て見て!お立ち台ある!」
「やばい、オンステージオンステージ!」
部屋に入った途端一気に皆のテンションが上がった。
いやそれにしても面白いなここ!こんなのジャ○カラにはないよ!
照明もなんかえらくムーディー。
「あ〜ちゃんなんでこんなとこ知ってんの?」
「親の知り合いがやってるんよココ。だから。」
「なるほど…!」
そう言うことでしたかー。コネを最大限に活かしたと言うことですね?ありがとうあ〜ちゃん!
「誰から歌う〜?」
「エリコあれいけば?シャ乱、」
「最初いやや。」
「じゃあ、あ〜ちゃんいきます!」
ピッピッピと慣れた手つきであ〜ちゃんは曲を入れた。
画面にはさっき熱く語ってたあの人の名前。
すぅっ…と空気を吸い込む音が聞こえた。
………あ〜ちゃんうまい!うますぎるでしょこれ!しかも声、めっちゃいい…
ボケーっとあ〜ちゃんを眺めてたらチラっと一瞬だけこっちを見た。
あ、目合った。
そう思った瞬間、まさにドキッ!とした。
隣のゆかちゃんに効果音聞こえたんじゃないかってほどにドキッ!って。
あ〜ちゃんがマイクを置いた。
照れたみたいにぴょんって跳ねて終わりー、だって。
「ちょ、あ〜ちゃんすごい上手いね!」
「ね!聞き惚れちゃったよ!」
「ね!皆聞きすぎて次入れれてないし」
皆口々に言いたい事言ってその興奮を伝えてる。
のっちはその声を遠くで聞きながらさっき見た一瞬のあ〜ちゃんばっか思いだしてた。
頭いっぱいにあ〜ちゃんが映し出されてなんか…なんか…。
「のっちー本回してー」
「………」
「…ん?」
シャンシャンシャンシャンシャンシャン!!
「うあ!ゆかちゃん何するん!?」
「ボケっとしてたからつい」
「耳元でタンバリンシャンシャンいわせんでよ〜。キーンってするじゃん!」
「ふふ、ごめーんねっ。で、本回して。はい。」
「もぉ…」
シャンシャンのせいで、いや、おかげで?さっきまで頭にこびりついてたあ〜ちゃんが綺麗に折りたたまって引き出しに収納された。
「はい!皆も歌おう!じゃんじゃん入れて〜」
てなってからはほんと早くて皆じゃんじゃん入れまくり。
ゆかちゃんは隣でシャンシャンやりまくり。
最終的にはソファーの上に総立ちで○ー娘。大熱唱してた。
こんなに汗かいたの久しぶり!!
そのあとたっぷり3時間歌って解散した。
また明日ねってゆかちゃんと別れたあと
引き出しにしまい込んだあいつを急いでひっぱりだした。
あ〜ちゃんが歌ったサビがどこだから分からないあの曲が頭から離れなかった。
つづく
最終更新:2009年10月22日 22:18