やっぱ食事の誘い断ればよかった。
そう考えながら正面に座ってる彼を見てみた。
どう考えたって好きじゃない。
保険にもなりはしない。
じゃあなんで?
浮かんで来るのは彼女の嫌がる顔。
多分、自分で思うより私は子供じみてる。
こんな形でしか彼女にアピール出来ない幼稚な私。
そりゃ捨てられるよ、
なんて自嘲気味な笑いがつい漏れる。
一瞬の彼の責めるような視線。
やべっ。
愛想笑いでごまかしながら、
あぁ、これが彼女だったら喜びに変わるのに……。
なんて考える私は相当参ってるのかもね。
深夜近く、家に帰り付き携帯を開く。
ふと、頭をよぎる彼女の姿は携帯とにらめっこしてた。
打ち消すようにメールを送信。
暇なら遊びに来ない?
もちろん送信先は一つ。
高鳴る心臓の音に神経を集中させ、緊張に身をまかすのも悪くない。
もうずいぶん味わってない、
焦りにも似たときめき。
どこで間違ったのか。
いつしか恋は惰性に変わり、愛は光を失った。
こんな事なら素直になれば良かった。
冷たく突き放したり、試すような事しないで、
ただ素直に……。
〜〜♪
まどろみ始めた頭が一気に沸騰する。
飛び付くようにメールを開くと彼女からの返事が返って来ていた。
もう遅いし今からはムリだねぇ。ごめんね。
冷静な文面、それを見てもショックなんて受けなかった。
むしろ、なんだか納得した。
やっぱりね。
もう、笑いしか出てこない。
私の行動は間違っていたんだ。
後悔が二人の航海の終了を物語っていた。
お風呂入って寝よ。
私は、重たい体を引きずりバスルームへと向かった。
最終更新:2009年10月22日 22:24