アットウィキロゴ
Nside

いつの間にか蝉は消えてた
抜け殻も死体も
どこに消えたんだろうね

代わりに
枯れ葉が増えた
歩く度に
『カサッカサッ』
って軽快な音がする

マフラーを巻き直し
夕暮れの冷えた風から
首を守る
あ、
ショートパンツのせいで
吹きさらしの足に鳥肌が立つ

なんだか切ない
空が高い
空気が乾燥し張り詰める

待ち人は今だ来ず

せっかく間に合ったのにさ





Kside

しっかりと
捕まってた

気づいたら
捕まってた

そんな私は
走っている

なんだ完全敗北
手玉にするつもりが
いつの間にか私が
コロコロって転がる

想像じゃなくほんとに
転がった

膝から赤いのがスッと垂れた
あーあ
痛い

そりゃ痛いか

会ったら
あんたのせいよ…とでも
言ってやろう

きっと八の字眉毛が
拝める

想像じゃなく
もうすぐ目の前に








最終更新:2009年11月01日 02:55