(side.A)
私がゆかちゃんのキスで達してしまったあと。
私はゆかちゃんに顔を覗きこまれて。
今の自分のやらしいであろう顔を見られたくなくて顔を背けようとしたけど、
体に力が入らなくて顔の向きを変えることさえ出来そうになかった。
(恥ずかしい…っ)
そう思ったけど、いかんせん動けない。
私の顔を見たゆかちゃんの顔は、すごくいじわるで…すごく妖艶だった。
妖しげに微笑むと、のっちに向き直る。
「のっち…?かなり良いものみれたでしょ?」
「う、うん!」
…なに正直に答えとるんよ、のっちのばかっ。
のっちにゆかちゃんとのキスを見られ、なおかつ達してしまう所まで見られて。
もう恥ずかしすぎてどうにかなっちゃいそう…。
「ふふ…じゃあ、のっち…」
「?」
「次は…のっちの番、よ…」
ゆかちゃんがのっちにそう告げると、私はゆかちゃんに優しく体を横たえられて。
まだ止まらない荒い呼吸を鎮めようと、軽く深呼吸をしたりしていた。
視線はのっちとゆかちゃんに向けて。
ゆかちゃんがのっちの鎖骨にキスをして…片手は胸に。
空いている片手はお腹やお臍を通り過ぎてジーンズへ。
(あっ…ボタン外しとる)
もうドキドキだ。自分の目の前で繰り広げられようとしている行為に胸を高鳴らせてしまう。
「やぁ…っ!」
ゆかちゃんがジッパーを下ろそうとすると、手でそれを止めようとするのっち。
「のっち…?」
今のゆかちゃんには誰も逆らえない。私でさえも。
ビクッと震えて、泣きそうな顔で手を下ろすのっち。
そののっちの表情に私の鼓動は早くなって。可哀想に思ったけど、もっと見たいとも思ってしまった。
ゆかちゃんの手がジッパーを下ろす。
履いていたジーンズを脱がされたのっちは、顔を真っ赤にしてキュッと目を瞑って。
恥ずかしさを必死に堪えていた。
それでもゆかちゃんの手の動きに反応して声を漏らすのっち。
可愛くて可哀想でやらしくて…いろんな感情が私の心と頭を埋め尽くす。
その間にもゆかちゃんの手はどんどん先へ進んで。
「あっ…!!」
のっちが驚きの声をあげる。
ゆかちゃんの手はショーツ越しにのっちの大切な場所に触れていた。
「のっち…?ここ、湿ってるよ…?」
「ゃぁ…っ、はぁあぁ…!」
「いつからここ、こんなに濡らしてたの?…のっちはエッチな子じゃね…」
「っやぁっ!そんな、こと…っ」
「そんなこと、ない?のっち、嘘はいけんよ」
「あっはぁっ、ん、ふぁ…んっ、んん…」
ゆかちゃんの手がどんどん激しく大胆になっていく。
「あっあっ、ん、ゆか、ちゃ…あぁっ」
(うわ…すごく、やらしい…)
ゆかちゃんの手の動きが。それに甘い声をあげるのっちが。
普段あまり聞けないのっちの高くて甘い声は、私の鼓動を速まらせる。
私の落ち着いてきた呼吸が、また少しずつ速くなって。
見ているだけなのに私の頭はボウッとしてくる。
「あっ……っ」
ゆかちゃんが手の動きを止めた。何でだろ…?
(…っ!)
私の心臓が大きく跳ね上がる。のっちが…のっちの表情が。
息をすることも忘れてのっちの顔を見つめてしまう。
途中で快楽をおあずけされたのっちの表情は、まるで娼婦のようで。
潤んだ瞳、熱い吐息を紡ぐ濡れた唇、物足りなさそうに続きをせがむ、物欲しそうな表情…
こんな表情…見たこと、ない…。
普段ののっちからは考えもつかないようなその表情に、私の胸は切なさで破裂しそうになる。
「のっち?どうしたの?…何か言いたそうな顔してる」
「…っ。わかってる、くせに…っ」
「何のこと?ゆかにはわからないよ?」
「っ…いじわるだよ…っ」
ゆかちゃんは言わせたいんだ…のっちに。あの一言を。
言いそうにないのっちに痺れを切らしたのか、止めていた手を少し動かして。
「のっちだって、わかってるんでしょ?ゆかが何を言って欲しいのか」
「それは…わかってる、けど…っ」
恥ずかしそうなのっち。でもわかる。確かにあの一言を言うのは、私もすごく恥ずかしい。
「恥ずかしがらずに言って?のっちの口から聞きたいの。お願い」
ゆかちゃんは、のっちの弱点をついた。のっちは私たちのお願いを断れる人間じゃない。
「〜〜っ!…ずるいよ、ゆかちゃん…!そんな言い方したら、あたしが断れないの知ってるくせに…っ」
「…のっち」
のっちは多分言う。恥ずかしそうに、あの一言を。
「っ…ゆか、ちゃん…あたしに、もっと触って…。気持ちよく、して…っ」
恥ずかしそうに涙目で呟くのっちの姿は、私でさえ正気を失ってしまいそうで。
「あっ、やっ…ゆかちゃ、強、すぎ…っやぁあっ、あぅっ…!」
ゆかちゃんは…だめだ、正気を失ってる…っ!
「んぁ、あっ、や…あぁあっ、だめ、だめぇ…っんああぁぁっ!!」
ゆかちゃんの激しすぎる愛撫に耐えきれなかったのっちは、体を綺麗に反り返らせながら、達してしまった…。
最終更新:2008年10月12日 15:34